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リオのカーニバル=スペシャル・グループのパレードはポルテラが33年ぶりに優勝=バロスの手腕で悲劇乗り越え

3/3(金) 6:38配信

ニッケイ新聞

 1日、リオ・デ・ジャネイロ市のカーニバルのスペシャル・グループのパレードの審査結果が発表され、名門エスコーラのポルテラが、33年ぶり、22度目の優勝を飾った。2日付現地紙が報じている。
 審査結果発表では、「サンバ楽曲」で0・1ポイント落としただけのポルテラと、「アラジンの魔法の絨毯」の演出が好評で、21年ぶりの優勝を狙うモシダーデ・インデペンデンテが最後まで互角に進んでいた。だが、最終の「テーマ(エンレード)」のところでモシダーデがポイントを落としたことでポルテラが逃げ切り、優勝を果たした。
 ポルテラは1940年代に7連覇するなど、歴代通算優勝の記録保持者だが、今回の優勝は実に33年ぶりだった。
 スペシャル・グループに留まりながらも長年低迷が続いていたポルテラは、3位になった2014年から復調の兆しが見え始め、ウニドス・ダ・チジュッカに3度の優勝をもたらした名カルナヴァレスコ、パウロ・バロスを迎えた2016年も3位など、優勝争いの一角に食い込むようになった。
 毎度、人間の体を使った山車など、奇抜な演出が目立つバロス。今回はテーマである「川の流れ」に合わせ、銀のうろこをつけたメンバーたちが逆さになって腰をくねらせ、魚が泳いでいるように見せるなど、相変わらずの演出の冴えを見せた。そんな演出が、ポルテラ名物の巨大鷲の山車と絶妙な調和を生んだ結果と言えようか。
 ポルテラは昨年9月、会長だったマルコス・ファルコン氏が射殺されており、悲劇を乗り越えての優勝でもあった。
 なお、事故で負傷者の出た二つのエスコーラ、ウニドス・ダ・チジュッカは11位、パライゾ・ド・ツイウチは最下位の12位だったが、事故に配慮して、今回は2部降格はなしになった。従って来年は特例として13チームがパレードし、2チームが降格する。

最終更新:3/3(金) 6:38
ニッケイ新聞