ここから本文です

缶コーヒーが売れないのはコンビニの影響? 意外な事実

BuzzFeed Japan 3/3(金) 18:59配信

2013年、セブン-イレブンが店頭でコーヒーの販売を開始した。その場でコーヒー豆を挽き、ドリップマシーンで注ぐ新鮮なコーヒーは「セブンカフェ」として人気を博した。

その影響で、缶コーヒーはどうなったのか。【BuzzFeed / 井上 昌也】

それ以来、いわゆる“コンビニコーヒー”が人々の生活に定着している。富士経済の調査によると、2016年のコンビニコーヒーの売り上げは2210億円。セブン-イレブンが参入した2013年から、3年間で倍に。今年はさらに100億円ほど増えると見込まれている。

缶コーヒーの市場は、どのような影響を受けたのか。

実は、それほど大きな影響を受けていない。同じ資料によれば、2012年に7401億円の市場規模は微減を続け、2015年に7168億円となったが、その後下げ止まり、2016年には7261億円、2017年は7292億円を見込んでいる。

下げ止まりの要因について富士経済は、「ボトル缶が拡大し、(従来の)SOT缶の売り上げ減少をカバーしたため」と分析する。缶コーヒーブランド「GEORGIA」を販売する日本コカ・コーラも「SOT缶は減少が続いており、かわりにボトル缶へのシフトが見られます」と認めている。

ボトル缶人気の理由は、「仕事中、移動中、運転中に再栓することができるボトル缶の人気が高まっている」ためだという。

缶コーヒーの売上アップはコンビニコーヒーのおかげ?

さらに日本コカ・コーラは、コンビニコーヒーの台頭で「コーヒーを楽しむ人口そのものが増え、缶コーヒー市場にもポジティブな影響が出ている」と分析する。

これは一体どういうことなのだろうか。

2013年、コンビニコーヒーは前年比で812億円ほど売上が増加している。一方で缶コーヒーの売上減は67.6億円にとどまった。コンビニコーヒーが缶コーヒーと「パイを争っている」ならば、缶コーヒーの売上は800億円単位で減っていなければならない。

しかし、そうではないということは、コーヒー市場そのものが拡大したと考えられる。

日本コカ・コーラはコンビニコーヒーが台頭した時の印象を、「世の中のコーヒーへの注目度がより高まり、コーヒー市場全体が活性化につながると期待した」と話す。

1/2ページ

最終更新:3/3(金) 18:59

BuzzFeed Japan