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優しい味わいアーサそば 口の中で広がる潮の香り  竹富町黒島「そばカフェうんどうや」

3/3(金) 17:10配信

沖縄タイムス

 自然に囲まれた心地よいテラス席が気持ちいい。島風を感じながら看板メニューの「アーサそば」(800円)を一口すすると、潮の香りが口の中で広がった。たっぷり使ったアーサは黒島産。石垣島のゆし豆腐などと麺に絡んで、あっさりした優しい味わいに思わず笑みがこぼれた。

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 「良かったねぇ。そのアーサ、昨日採ったばかりなんですよ」。そう気さくに声を掛けたのは、店主の運道(うんどう)和江さん(57)。自分たちで収穫したアーサだと話しながら「おいしいでしょ」とニッコリ。

 2005年開業の同店は当初、長女の明菜さん(33)を中心に子どもたち3人が切り盛りしていた。だが、結婚や妊娠などで店を閉めたいとの話になった時、眼鏡屋勤めだった和江さんが「頑張ってみようかなっ」と店を継ぎ、“2代目”になろうと決意した。

 役場勤めだった夫武則さん(57)も一緒にやろうと退職し3年ほど前に2人で再出発。

 新たに手作りでテラス席を増やすなど「癒やしの空間」づくりも楽しむように。和江さんは「楽しくて、かわいく、オアシスのような空間にしたかった」と振り返る。

 あっさりで透明感あるスープは、豚骨と鶏がらをベースのだしにカツオ風味がしっかり効くが、「見た目よりもさっぱり」と好評。具材は島の食材にこだわっている。

 「アーサそば」のほか、自家製よもぎをふんだんに使った香りの良い「よもぎそば」(600円)も人気を集め、「軟骨ソーキそば」(700円)や「三枚肉そば」(同)もリピーターが絶えない。

 店を始めて「そばじょーぐー」になったと笑う和江さん。「本当はね、人に作ってもらって食べるのが好きなんだけど、逆になっちゃった。おいしいって言われるとうれしいし、毎日が楽しいですよ」(八重山支局・新垣玲央)

 【お店データ】竹富町黒島1552。営業時間は午前11時~午後2時。不定休。全33席(テラスは28席)。駐輪場あり。電話0980(85)4660。

最終更新:3/16(木) 14:15
沖縄タイムス