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トマトカレー全国に流通 JA小松市、新年度から

3/3(金) 1:33配信

北國新聞社

 JA小松市は新年度から、同JAが商品化したレトルト食品「国産ビーフの熟成トマトカレー」を広く全国のスーパーなどに流通させる。カレーは発売4カ月で約7千食を売り上げるなど好評で、今年度のJAグループ6次産業化商品コンテストでは部門別の最高賞に輝いた。同JAはカレーの販路を拡大し、北陸最大の生産量がある小松産トマトの知名度向上と、原料となる規格外品の利用推進を図る。

 JA小松市は、2007年からトマトカレーの商品化に着手し、10年から本格的に販売を始めた。水を使わずトマトなど食材の水分のみで煮込んだカレーで、シリーズ累計45万食を売り上げている。市内での販売を中心に、今年度から英ロンドンへの輸出や東京の外国人向け高級スーパーでの販売にも乗り出した。

 熟成トマトカレーはシリーズ第7弾で、昨年10月下旬に発売した。酸味をやや抑えて内容量を増やし、29種の焙煎(ばいせん)スパイスで仕上げ、男性を主なターゲットにしている。JAグループの6次産業化商品コンテストでは、「地元自慢のカレー部門」で最高賞の優秀賞に選ばれた。県内JAからの受賞は初めてで、7日に東京で表彰式が行われる。

 市内では年間1400トンのトマトが生産されている。JA小松市は、トマト農家から規格外品を加工食品用に買い取り、所得向上を図っている。トマトカレーの好調により、今年度に同JAが買い取った規格外のトマトは過去最多の24トンとなった。

 同JAによると、トマトカレーを製造しているキャニオンスパイス(大阪府泉南市)と取引する卸売業者が、熟成トマトカレーの品質を高く評価している。今後、その業者を通じて全国のスーパーなどへ流通させる計画だ。同JA営農企画課の吉本武司課長補佐は「小松産トマトを全国にPRし、産地を盛り上げたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:3/3(金) 1:33
北國新聞社