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【特集】夢の土俵がついに完成! 阪大相撲部

毎日放送 3/3(金) 16:28配信

土俵がない阪大相撲部。マットの土俵で稽古をしているんですが、その下はコンクリート。投げ飛ばされ体を地面に打ちつけるとかなり痛く、後頭部を強打して救急車で運ばれた部員もいます。そんな危険な状態からなんとかして部員を守りたいと相撲部の主将が土俵づくりに向け動きました。それから約5か月、多くの人の協力を得てついに土俵が完成しました。どんな土俵が完成したのでしょうか。

土俵がほしい! 阪大相撲部

四股を踏む阪大相撲部員。その足元をみると…白いマット。この日は気温2度、寒さが足からしみてきます。

「寒いですね、冷たすぎて足が動かないです」(大阪大学相撲部 中山皓太郎前主将・3年生)

稽古場の土俵は土ではなくマット。しかもマットのすぐ下はコンクリートです。激しく投げ飛ばされ地面に体をぶつけると…なんとも痛そうです。

「投げられた場所がジンジンして…ひざのここを打ったんですけど、ここ(肩口)もあざで…」(平井勇作さん・2年生)

去年5月の稽古では投げられた部員が頭を強打。救急車で病院に運ばれるアクシデントもありました。前の主将で3年生の中山皓太郎くん。そんな危ないマット土俵で入部以来3年間の稽古を重ね、阪大史上初となる全国大会3位に輝くなど、部を引っ張ってきました。「部員をけがから守りたい」そう願い続けてきた中山くん、ついにこのマット土俵とお別れする時が来たのです。

「今までのマット土俵でもずっと相撲は楽しかったんですけど、やっぱり土の上でやるのが相撲なので、本当の相撲の醍醐味を知りながらもっともっと相撲を楽しくやりたいなと」(中山皓太郎前主将)

夢の土俵、ついに実現へ…そこには中山くんの一か八かの大一番がありました。

土俵づくりの支援を求めて…

去年10月、名古屋に降り立った中山くん。「マワシ」ではなく「ネクタイ」をしめ、財政難の大学の代わりに土俵づくりへの支援をある人物に求めるためでした。

それは…高須クリニックの高須克弥院長。中山くん、高須院長が頑張っている人たちのサポートをしていることを知り、わらにもすがる思いで手紙を出していたのです。中山くん、全国3位の盾を見せたり、パソコンでプレゼンをしたりと土俵への熱い思いをぶつけました。

「場所的にタイルの上にあって、もし飛び出したときにかなり危ないというのがあって、アスファルトで頭を打って…」(中山皓太郎前主将)

汗だくになりながら前へ出る中山君、その熱意が伝わってか…

「YESですよ!はじめからOKって言っていたんだけど、大学との話を詰めてください」(高須クリニック 高須克弥院長)

土俵づくりへの支援を取り付けることができたのです。

その3か月後、高須院長自らが阪大を訪れました。3年生の中山くんが現役の間に土俵をプレゼントしたい…そう考える高須院長、ある場所に目が留まりました。

「すごくいい場所じゃん!」(高須克弥院長)

普段マットを敷いている場所。ここなら土俵をつくるだけなので時間もかからないと考えたのです。そして、高須院長は副学長とがっぷり四つの協議へ。事態はここから大きく動き出しました。

そして今年1月末、いつもの稽古場に土俵をつくることが正式に決まったのです。夢にまで見た土俵。阪大相撲部、悲願達成に向け大きな一歩を踏み出しました。

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最終更新:5/25(木) 15:43

毎日放送