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女性には「天井」だけでなく、「ガラスの床」がある。

3/4(土) 11:00配信

BuzzFeed Japan

女性活躍というけれど、働く女性のロールモデルって何だろう。女同士で対立や牽制をしていても、つらいだけ。大事なことが変わらない。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

6回の流産を経た母親の、虹をテーマにした素晴らしいマタニティ写真

最近けっこう増えている。結婚して子どもがいて、ガシガシ仕事をしている女性。私もその一人だ。

子どもは10歳と4歳、夫は単身赴任中で、実家は遠方のため、午後6時に帰っていますが管理職をしています。

自己紹介をすると、それだけで「すごい!」と言われる。相手が同じように子育てしながら働いている女性の場合、

「私なんて実家に頼っているから……」

などと恐縮される。仕事と子育ての両立がつらいという悩みは、恵まれた環境にいる人ほど口にしづらい。なぜなら、もっと弱い立場の女性がいるからだ。

雪だるま式に価値が増える

私は2005年から約10年間、週刊誌で、女性の生き方についての記事を多く執筆してきた。

独身女性をテーマにした『負け犬の遠吠え』がベストセラーになった数年後、2008年ごろには一転して「婚活」が盛り上がった。2013年ごろ「ワーキングマザー(ワーママ)」という言葉が浸透。2016年4月、女性管理職の登用などをめざす女性活躍推進法が施行された。

ここ10年ほどで、女性たちが重視する価値は、「仕事」→「仕事と結婚」→「仕事と結婚と子育て」と雪だるま式に増えてきた。

「ロールモデル」に冷ややか

メディアでは、ワーキングマザーの仕事やライフスタイルに密着する記事が増えはじめた。いわゆる「ロールモデル」の紹介だ。

私も何度か、週刊誌の企画に登場してくれるロールモデルを探した。その人選のさじ加減が、実はすごく難しい。

雑誌で取り上げるからには、知名度がある人、タイムマネジメントがうまい人、おもしろい商品を開発している人、子ども4人を育てている人など、どこかが「特別」な人を探す。が、読者の反応は冷ややかだ。

「これは特別に恵まれた人の話だ。私の参考にはならない。普通のワーキングマザーの話が読みたい」

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最終更新:3/4(土) 11:00
BuzzFeed Japan