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【藤波辰爾45周年ヒストリー】(19)伽織夫人との出会い プロポーズは小鉄さんが後押し

スポーツ報知 3/4(土) 15:00配信

◆チャボ・ゲレロ戦後に届いた果物かご

 1978年10月20日、大阪・寝屋川市民体育館でのチャボ・ゲレロとの大流血戦。試合の翌日、藤波辰爾が宿泊しているホテルの部屋に大きな果物かごが届けられた。送り主は、後に妻となる沼谷伽織だった。

 「女房は、この試合が初めてのプロレス観戦だった。もちろん、自分とは面識もなかった。ただ、大きな果物かごは今も覚えている。病院に入院した人に贈るような大きなものでね。誰が贈ってくれたんだろうって驚いた」

◆ホテルにお見舞いの電話

 友人に誘われ初めてプロレスを観戦した伽織は、すさまじい流血で試合後に体育館から病院に運ばれる藤波を観客の一人として見ていた。果物は、純粋にケガを心配してお見舞いとして贈ったという。5日後、再び大阪で試合があった。場所は堺市金岡体育館。前日、かおりは、友人に「電話してみない?」と誘われて、藤波の宿泊するホテルを友人が探し当て電話をした。

 「果物を贈った者ですが、おケガは大丈夫ですか?」。

 まったく面識のない一人のファンからの突然の電話にも藤波は「どうもありがとうございます」と丁寧に応対したという。

◆試合会場で運命の出会い

 迎えた金岡体育館の試合当日。会場で観戦に駆けつけたかおりだったが、仕事で藤波の試合に間に合わなかった。試合の合間にトイレから出た時に運命の出会いが待っていた。藤波が試合を見るために立っていたのだ。

 初対面。伽織から声をかけた。「昨日、電話した者ですが」と話しかけると藤波はお礼を伝え「今度、食事でも行きましょう」と誘い、電話番号を交換した。

◆初デートは映画「野生の証明」

 初めての食事だったが、「変な人だったらどうしよう」と警戒した伽織は、友人と同伴でレストランに現れたという。しかし、スマートで紳士な藤波との会話は弾み、この会食をきっかけに交際が始まった。

 初めてのデートは高倉健主演の映画「野生の証明」。「自分もデートなんて慣れていないから、ある時、喫茶店でココアとプリンを頼んで、2つとも自分が食べてしまった。“私の分は注文してくれないんですか?”って、あきれられた。その時の話は、今も言われるよ(笑い)」

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最終更新:3/4(土) 15:00

スポーツ報知

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