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戦闘機めぐる台湾の本音は? 次世代型ステルス機開発表明、その裏側

3/5(日) 11:00配信

乗りものニュース

台湾、次世代ステルス戦闘機の独自開発を示唆

 2017年1月24日(火)、台湾の馮世寛(※寛は正しくは旧字体)国防部長(防衛大臣に相当)が、次世代型ステルス戦闘機の開発について、独自に行う方針を明らかにしました。

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 台湾はかねてより、ロッキード・マーチン社(アメリカ)製ステルス戦闘機F-35「ライトニングII」の通常離着陸型F-35A、垂直離着陸型F-35Bを導入したいものと見られていましたが、アメリカの前オバマ政権は中国への配慮から、台湾へのF-35の輸出に慎重な姿勢を堅持し続け、現在に至っています。

 それどころかアメリカはこれまで、F-16「ファイティング・ファルコン」の最も高性能なタイプである「F-16C ブロック50/52」仕様機の輸出さえ許可しませんでした。ただ、その代替としてすでに台湾空軍に配備されている145機の「F-16A ブロック20」を「F-16V」仕様に性能向上させることで両者は合意に達しています。

 一方、2017年1月に誕生したアメリカのトランプ新大統領は、就任以前より台湾に好意的な態度を見せており、台湾へのF-35売却がありうるのではないかという見方も根強くあります。台湾があらためてF-35の導入を求めアメリカ側へ働きかけているという報道もたびたび行われていますが、現在のところ売却に向けた公式のアナウンスはないので、今後どうなるかは不明です。

「かつての最強空軍のひとつ」が直面する問題

 馮国防部長によるステルス戦闘機開発方針の示唆は、中国の軍拡に対抗可能な高性能戦闘機を欲していながらも、台湾の特殊な政治事情からこれを入手できない現実が大きく影響しているものと推測されます。

 台湾空軍はかつて、「世界で最も空中戦に強い空軍」のひとつでした。1950年代から60年代のあいだは、台湾海峡において中国空軍とのドッグファイトを何度も経験し、その都度勝利しており、台湾空軍の公式記録によると撃墜・損失比43:2で圧勝しています。また昨今においても、実弾射撃には至らない、追い返すだけのドッグファイトが何度も生じていることが知られています。

 しかし近年は中国の著しい追い上げもあって、戦闘機の性能における質的優勢を保てなくなりつつあり、数で劣る台湾空軍にとって非常に苦しい状況に追い込まれようとしています。

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