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385km走る「最長鈍行」ダイヤ改正で2位に転落 ただし1位は「幻の列車」?

3/5(日) 14:20配信

乗りものニュース

「距離」最長の普通列車、区間が縮まる

「普通列車」というと、その多くは運行区間がそれほど長くなく、したがって運行時間も短めですが、全国には200km以上の比較的長い距離を走る普通列車も存在しています。

【地図】「日本最長距離を走る普通列車」の運転区間

 2017年3月4日(土)、JRグループがダイヤ改正を実施しました。通常、ダイヤ改正というと新幹線や特急列車の動向に注目が行きがちですが、普通列車にも変化が生じています。今回の改正では「日本最長距離を走る普通列車」にも動きがありました。

 2017年3月3日(金)まで、日本最長距離を走る定期の普通列車は、山陽本線の「369M列車」でした。岡山駅を16時17分に出発し、福山、広島、新山口など途中の82駅すべてに停車。終点の下関駅へは23時50分に到着します。7時間33分かけて384.7kmを走破する列車です。

 しかし、山陽本線の西条~八本松間に寺家駅(東広島市)が開業したことなどが影響してダイヤに変化が生じ、3月4日(土)からこの369M列車は、行き先は下関駅のままながら、始発が岡山駅から糸崎駅(広島県三原市)に移ってしまいました。その結果、走行距離は297.2kmに短くなっています。

 369M列車は2016年3月26日のダイヤ改正で誕生しましたが、そのわずか1年後、運転区間が短くなったことで、「日本最長距離を走る普通列車」は北海道の「2427D列車」に変わります。

「日本最長距離を走る普通列車」は乗りたくても乗れない「幻の列車」?

 2427D列車は根室本線の滝川駅(北海道滝川市)から釧路駅(同・釧路市)までを走る普通列車です。369M列車が運行されていた1年間は、距離こそ日本一ではなかったものの、8時間21分という運行時間は、定期の普通列車では最長でした。

 この列車は2017年3月4日(土)のダイヤ改正後も存続。滝川駅を午前9時42分に出発し、富良野駅や新得駅を経由。帯広駅で札幌発釧路行きの特急「スーパーおおぞら5号」に抜かれたのち、さらに東へ進み、終点の釧路駅には18時01分に到着します。

 所要時間は今回のダイヤ改正で2分短縮されて8時間19分になりましたが、やはり日本一です。移動距離も、山陽本線369M列車の運転区間が糸崎~下関間の297.2kmに短くなったいま、308.4kmを走破する2427D列車が最長になりました。

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