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拉致、殺人、外貨稼ぎ・密輸…北朝鮮の“秘密警察”だった人物が内情告白

3/5(日) 16:38配信

AbemaTIMES

 韓国の情報機関によると、金正男氏の暗殺には北朝鮮の秘密警察とも言われる国家保衛省と外務省が関わっているという。2008年まで国家保衛省の前身である国家安全保衛部に所属していた元正花氏。北朝鮮版“マタハリ”とも言われた人物がその内情を赤裸々に語った。

 元氏は「反革命分子たちを見つけ出し、北朝鮮の体制に反対する勢力を捕まえる部署。北朝鮮住民全員を監視し、労働党幹部でさえも監視する」と話す。

 その任務は監視だけではないという。元氏は「北朝鮮の情報を引き出そうとする人たちを拉致したり、殺したり、外貨稼ぎ・密輸など色々なことをした」と証言。正男氏の後ろ盾であった張成沢氏を監視し、処刑したのも国家保衛省だと言われている。

 元国家安全保衛部のユン・ソンス氏(仮名)は「今回は保衛省の工作チームのうち4人が現地に派遣され、現地にいた外務省の2人を引き入れた。工作が円滑に進むように活用したのだと思う」とコメント。帰国した4人については、「金正恩委員長に褒められるでしょう。おそらく英雄の称号を受けると思うが、公開はできないから内密に勲章の授与式があるはず」と解説した。

 毎日新聞社部長委員の鈴木琢磨氏は「国家保衛省が関係している。基本的には北朝鮮国内の治安のために反体制派やスパイの摘発を行っている。海外まで出ていったのは珍しいと思う」とコメント。

 コリア・レポート編集長の辺真一氏は韓国が暗殺チームの構成を割り出したことについて、韓国に亡命した人からの情報を得た結果だと推測した。辺氏によると、平壌に逃げようとする容疑者を経由地であるロシアに拘束するように頼んだのは、マレーシアではなく韓国だったという。辺氏は「韓国は金正恩体制に正面から対峙している。軍事的に、外交的に、政治的に、経済的に、ありとあらゆる分野で対峙している」と解説した。活発な情報戦が繰り広げられているという。

 鈴木氏は「(正男氏暗殺の)情報が北朝鮮国内で、口コミで拡散している」「政権幹部の中から亡命者が出てくる。(その結果)拉致問題などの情報が出てくる可能性がある」と今後の展開を推測した。

 かつてない緊張状態に包まれている朝鮮半島。今後の動きを注視していくことが必要だ。(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)

最終更新:3/5(日) 17:08
AbemaTIMES