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今年に入って起きた「○年ぶり」10選 ホンダNSX改良、リゲイン新製品

3/6(月) 18:30配信

ZUU online

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」といって、年明け以降に過ぎる時間の早さを指す言葉がある。2017年もすでに3月になってしまったが、この間にさまざまなニュースが世間を騒がせた。

角界で2月、稀勢の里が19年ぶりに日本人横綱となったように、ここ数年から数十年の常識やトレンドを打ち破ったものも多い。このように「○年ぶりのできごと」の中から国内、そして世界の経済に関連するニュース10選をピックアップしてみた。

(1) 30年ぶり、NYダウ最高値

ニューヨーク・ダウ工業株30種平均は2月9~27日まで12日連続で過去最高値を更新。10営業日連続で最高値を更新したのは1987年以来、30年ぶりとなる。

米主要企業の決算内容や経済指標が好調であることや、原油の先物相場が上昇したことなどが株式相場を下支えしている。また今後、実施される大型減税やインフラ投資で米企業の業績向上につながるという期待が広がり、買い注文が優勢となったためだ。

(2) 26年ぶり、ホンダ最高級スポーツ車「NSX」を全面改良

ホンダの最高級スポーツカーとして歴史に名を刻んだ「NSX」が26年ぶりに全面改良して2月に発売された。3秒以内に時速100キロまで加速できるNSXの価格は2300万円以上。国内の受注数はすでに2年分の販売台数に当たる200台という。

生産は選び抜かれた米オハイオ州の熟練工70人が1台1台、丁寧に組み立てる。ホンダの技術の粋を結集した少量生産で、キャッチコピーの「ホンダにしかできないこと」を体現する。

(3) 69年ぶり、森永乳業と森永製菓が経営統合へ

2月、森永乳業と森永製菓が来春にも経営統合する方針であることが報じられた。両社は本社も労働組合も同じなのに、1949年に分離、1955年に発生した戦後最悪の食中毒事件「森永ヒ素ミルク事件」をきっかけに本格的に袂を分かった。現在、両社は冷菓以外の商品に重複はほぼないため、強みを持ち寄り、市場拡大の見込まれる健康志向の強い共同開発が進めば、競合他社の追い上げも狙えるという判断のようだ。

(4) 23年ぶり、山崎製パン純利益最高

山崎製パンが2月に発表した2016年12月期の連結決算で、純利益が23年ぶりの過去最高となった。その額は前期比64%増の181億円。小麦粉など原材料の下落もあったが、売れ筋の商品への「選択と集中」を進めた結果と同社はみている。同社は惣菜パンの「ランチパック」や食パンの「超芳醇」などの主力商品を「厳選100品」と位置づけ。一部は単価を引き上げて成功している。

(5) 26年ぶり、マンション発売が西高東低

不動産研究所が2月に発表したマンション市場動向調査によると、1月の近畿圏の新築マンション発売戸数は26年ぶりに首都圏を上回った。首都圏の新築マンションがバブル期並みの高値が続いているのに加えて需要不振で客離れを起こしているのに対し、近畿圏では郊外のファミリー向け物件を中心に需要が堅調であるためという。

1月の発売戸数は首都圏が前年同月期比7.4%減の1384戸。一方、近畿圏では同55.3%増の1396戸。1戸当たりの平均額は首都圏が6911万円とバブル期の1991年6月以来の高水準なのに対し、近畿圏では3341万円。首都圏の半額以下で、郊外を中心に手が届きやすい3000万円台の物件が多いことも背景にありそうだ。

(6) 17年ぶり、日産が社長交代

カルロス・ゴーン氏を社長に迎えて経営危機を脱した日産。ゴーン氏は会長に専念することになり、後任に副会長の西川広人氏が就任することで、17年ぶりの社長交代となる。自動車業界は米グーグルなどIT勢が新規参入してきたほか、所有から利用へ消費者行動がシフトするなど、今後、激動の時代を迎える。ゴーン氏は今後、グループの総帥として、技術進歩や消費者ニーズへの対応を陣頭指揮するという。

(7) 56年ぶり、IBMに米国人社長

日産は外国人社長から日本人社長に回帰したが、日本IBMは4月、56年ぶりに外国人社長になる。米IBMでゼネラル・マネジャーを務めるエリー・キーナン氏が、ポール与那嶺社長の後任となり、クラウドや人工知能の事業で日米連携を進める。

(8) 46年ぶり、サウジ国王が来日へ

サウジアラビアのサルマン国王が3月12~15日に来日する。1971年のファイサル国王以来、46年ぶりとなる。国王は天皇陛下ご主催の昼食会に招かれ、安倍晋三首相との会談、夕食会にも出席する。サウジアラビアは日本にとって最大の原油供給国であり、日本は輸入原油の3分の1をサウジアラビアから調達しているだけに、経済協力の拡大と良好な関係の維持は不可欠だ。

(9) 5年ぶり、「リゲイン」新製品

バブルまっただ中の1988年に発売されたドリンク剤「リゲイン」(第一三共ヘルスケア)の新製品が5年ぶりに発売される。リゲインは「24時間戦えますか」のコピーでヒットしたが、ここ最近、世間は長時間労働是正の流れ。新製品は「スイッチリゲインA」「スイッチリゲインK」の2種類で、100ミリリットル241円だが、通常の50ミリリットル302円より割安なのは時代を反映? 新商品はファミリーマートで限定販売。

(10) 5年ぶり、パンダ赤ちゃん期待

最後は将来を担う子供たちにとって希望を持てるニュースを。上野動物園(東京都台頭区)のジャイアントパンダの雄リーリーと雌シンシンが2月に交尾をしており、5年ぶりの赤ちゃん誕生が期待されているという。この2頭の間には2012年にも赤ちゃんが誕生したが6日後に死んでしまい、2013年には「偽妊娠」で終わっていた。

国内ではパンダがいる動物園は上野を含め3カ所しかなく、どこでも週末には行列ができる大人気ぶり。5年ぶりの赤ちゃん誕生となれば、全国からたくさんの親子連れが殺到することが予想される。周辺の飲食店や商店街にとっては「特需」のチャンスだろう。(フリーライター 飛鳥一咲)

最終更新:3/6(月) 18:30
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