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ネットで市政に問い合わせ、AIが自動応答 札幌市がシステム開発へ

北海道新聞 3/6(月) 11:00配信

コールセンターのビッグデータ活用

 札幌市は2017年度、人工知能(AI)を活用し、インターネット経由の市政に関する問い合わせに文字で自動応答するシステムを開発する。市コールセンターが蓄積した ビッグデータ を使い、地場のIT企業にAIの開発経験を積んでもらうのが狙い。道内の自治体では初の試みといい、実証実験の成果次第で実用化も検討する。

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 民間企業では、コールセンターを含めAIの導入が進んでいる。札幌市内にもIT企業は多いが「ビッグデータの提供先が少なく、開発の機会が少ない」(関係者)のが現状という。

IT産業育成も狙い

 IT産業育成に力を入れる市は、市運営のコールセンターに電話やメールで寄せられた市政関連の質問と回答が電子記録で約140万件あることに着目。個人情報を含んでいないため、開発用に外部提供することを決めた。

 今回の自動応答システムは試作版の位置付けで、市内の企業を公募し、開発を委託する。企業はデータを基にAIが質問に答える反復学習とパターン化に取り組む。文字を使って会話する「チャット型」入力フォームから教育や税金など知りたい質問を投げかけると、コールセンターの担当者が伝えるのと同様の情報を自動表示できることを目指す。市は関連経費を17年度予算案に1500万円計上した。

北海道新聞

最終更新:3/6(月) 11:00

北海道新聞