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非鉄金属熱間鍛造品の中野鍛造所、神鍋工場にガス加熱炉導入

3/6(月) 6:00配信

鉄鋼新聞

 非鉄金属熱間鍛造品メーカーの中野鍛造所(本社・大阪府東大阪市、社長・徳田義郎氏)はこのほど、神鍋工場(兵庫県豊岡市)にイタリア製ガス加熱炉を新規導入した。高品質化と生産性の向上を狙ったもので、投資額は約3千万円。

 新規導入したガス加熱炉は、安定した温度管理と幅広いサイズの材料が加熱できるため、高品質な鍛造品製造と生産性の向上が図れる。生産性は既存設備に比べ15%の向上が見込める。
 「以前に同タイプのガス加熱炉を設置していた、経年劣化と材料サイズが限定的であったため、自動鍛造の稼働状況に難があった」(徳田社長)。
 今回導入したガス加熱炉の特徴は、コンパクトだが材料を加熱するレーンを3レーン持ち、時間当たりの鍛造生産性が飛躍的に向上。コンベアー方式で材料を送って加熱するため、従来の機械後方から材料をロッド棒で押すプッシャー方式より材料の表面に擦り傷が付きにくい鍛造品を生産できることも利点。
 業界でも周知の通り、イタリアは世界の熱間黄銅鍛造品のメッカ。鍛造プレス機、加熱炉、自動化対応のハンドリングなどの技術では世界一の先進国として知られている。
 中野鍛造所は、1963年の創業以来、黄銅を中心とした非鉄金属鍛造のエキスパートとして、独自の熱間鍛造技術を開発してきた。金型を内製化し、二次加工の切削まで一貫生産している。事業所は本社と神鍋工場の2拠点で、社員数が20人。最新鋭ヨーロッパ製プレス機や高性能マシニングセンタ、ロボドリルなどのマシンをそろえ、鍛造品は1日約1万5千個、月間で約150トンを生産。年商は約8億円。

最終更新:3/6(月) 6:00
鉄鋼新聞