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これを買えばトランプさんも喜ぶ!?「キャデラック CT6」にアメ車人気復活の糸口をみる

3/6(月) 17:20配信

オートックワン

今やアメリカ車に対する非関税障壁などないに等しい

2017年1月に第45代目のアメリカ大統領へ就任したトランプ氏は、いろいろな発言で物議を醸している。中でもクルマ好きが注目するのは「アメリカでは日本車が多く売れているのに、日本でほとんどアメリカ車を買わないのは不公平だ」とする発言だろう。

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かつての日本には、アメリカ車だけでなく輸入車全体に対する非関税障壁が存在した。1989年までは、排気量が2リッターを超えると自動車税が一気に年額8万1500円まで高まり、フォルクスワーゲンゴルフなどの小型車を除くと、実質的に海外のクルマを排除する制度だった。それが今では改訂され、2リッター以上も段階的な課税になる。

また日本でクルマを売るには、従来から日本車、輸入車を問わず国土交通省の型式指定を受けるが、相応のコストを要するから、輸入台数の少ない車種には負担が大きい。

そこで型式認証制度も見直して、PHP制度(輸入自動車特別取扱制度)を設けた。1年間の販売台数が5000台以下(輸入車ではかなりの台数だ)の車種については、サンプル車両の提出が不要で、提出書類も簡略化される。低コストかつ短期間で届け出を行えるようにした。

アメ車だって、実は今よりもっと売れていた時代があった

一時はこのPHP制度により、LサイズSUVの「ハマー H3」、Lサイズミニバンの「クライスラー グランドボイジャー」などがエコカー補助金の対象になっている。『(むしろ)アメリカ車を優遇している』というのが日本側の言い分だ。

またさらにさかのぼって1980年代の中盤。その頃に輸入されたアメリカ車には、「フォード マスタング/サンダーバード」、「リンカーン コンチネンタル」、「ビュイック リーガル」、「オールズモビル カトラス」、「ポンティアック ファイアーバード トランザム」などがあった。自動車税が高額だったのに、正規輸入されるアメリカ車の車種数は今よりも多かったのだ。

1990年代からはクロカン4WD・SUVが人気を高め、本場の「フォード エクスプローラー」が好調に売れた。1996年にはフォードブランド(欧州フォードを含む)の国内登録台数が約2万1000台に達している。2016年のボルボが1万4553台、BMWミニが2万4548台だから、当時は今よりも全体需要が多かったとはいえ、結構な台数のアメリカ車が売れていた。

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最終更新:3/6(月) 17:20
オートックワン