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北朝鮮、ミサイル発射実験の目的は「精度向上」か

3/7(火) 13:53配信

AbemaTIMES

 6日朝北朝鮮が4発の弾道ミサイルを発射したことを受け、安倍総理大臣は国会審議を一時中断する異例の対応で国家安全保障会議を開催し、国会に戻って報告を行った。

 安倍総理大臣は国会で「最新の北朝鮮情勢を受けた我が国の対応方針について議論を行った。北朝鮮によるさらなる挑発行為に備え、情報収集・警戒監視に当たるとともに国民の安全と安心の確保に万全を期すことを確認した。引き続きいかなる事態にも対応できるよう政府として万全を期す」と述べ、今回のミサイル発射を「新たな段階の脅威」と位置づけており、ミサイルが新型である可能性にも言及した。

 また、政府は既にアメリカ・韓国と協議を行っており、日米韓で情報の共有を行うなど安全保障の協力を加速する方針だ。政府としては国連安全保障理事会で強いメッセージを出すために関係国への働きかけを進めている。

 一方、このタイミングでミサイルを発射した北朝鮮の狙いは、1日から韓国で始まった米韓合同軍事演習に対する反発とみられる。この演習は史上最大規模で、北朝鮮指導部を狙った訓練も実施される。北朝鮮は演習開始直後に「我が軍隊は超強硬措置で立ち向かう」とする談話を発表していた。また、北朝鮮はICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射準備が最終段階としていたが、韓国国防省は、会見で「ICBMの可能性は低い」としており、ミサイルの種類は分析中だということだ。

 黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行は、午前のNSC(国家安全保障会議)で「国際社会に対する挑戦で、重大な挑発行為だ」としたほか、韓国外務省は「マレーシアで化学兵器のVXを使用して金正男(キム・ジョンナム)氏を殺害したことに国際社会が激怒している中、核ミサイル開発の暴走を続ける無謀さをあらわにした」とする声明を出した。韓国政府は警戒を強め、さらなる挑発行為にも警戒を強めている。

 また、コリア国際研究所・朴斗鎮(パク・トゥジン)所長によると「北朝鮮は今まで液体燃料を使ってミサイルを撃ちあげていたため液体注入作業などで発射兆候が分かっていたが、現在は固体燃料を使っているため発射する時間・場所が特定しづらく、発射の兆候もないまま突然ミサイルを撃ってくることも考えられる」という。ただ、固体燃料は飛行距離や時間の設定が難しいため「北朝鮮はミサイル発射実験を数多く実施し、ミサイルの精度を高めているのでは」との見方を示した。

(AbemaTV/原宿アベニューより)

最終更新:3/7(火) 14:48
AbemaTIMES