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柔道界の“のん”!? 女子ジュニア王者・舟久保遥香、寝技「舟久保固め」で東京五輪目指す

スポーツ報知 3/7(火) 11:01配信

 柔道女子57キロ級のジュニア世界王者、舟久保遥香(18)=富士学苑高3年=が4月の全日本選抜体重別選手権(1~2日・福岡)で、20年東京五輪への第一歩をしるす。今月に卒業して三井住友海上に入社予定。社会人として初めての大会に挑み、実力を試す。女優・のん(23=能年玲奈)に似ている新ヒロイン候補は寝技「舟久保固め」を武器に、世界選手権(8月・ハンガリー)の代表入りを目指す。(ペンとカメラ・矢口 亨)

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 澄んだ瞳とサラサラ揺れるショートカット。日本女子柔道のホープは、女優・のんを思い出させる美少女だ。とはいえ、注目される理由はルックスだけではない。2015年の世界ジュニア(UAE)で優勝。シニアで初めての国際大会となる先月のヨーロッパオープン・ソフィア(ブルガリア)では、4試合全てを寝技による一本勝ちで制した。

 得意技は通称「舟久保固め」と呼ばれる寝技だ。うつぶせになっている相手の腹側に左腕を通して左の襟をつかみ、ねじる力を利用して裏返す。回転して、あおむけに抑え込めば完成。審判も判定に戸惑う独特の技で、公式記録では「崩れけさ固め」と判定される場合が多い。優勝した昨年3月の全国高校選手権決勝では「肩固め」になった。実際は肩は固めていない。

 研究熱心で「とにかくやってみよう」という性格。試行錯誤の末、中学3年の時に編み出した。付属中学から6年間指導した富士学苑高の矢崎雄大監督(36)は「上半身の引く力が強く、組み手と寝技を徹底できる。だから、自分の間合いで戦える」と解説する。屈強な上半身を手に入れる転機となったのは中学2年の冬。右ひざの靱(じん)帯を痛めたために練習は別メニューとなったが、約3時間の稽古で1000回以上の懸垂をやり続けた。その後も太い綱やロープなどを使って精力的に筋力をアップ。制服を着ると両腕を上げるのが窮屈なほど、肩の筋肉が膨れあがった。朝の練習では、近くの富士浅間神社にある約400段の階段をダッシュで5往復。投げ技の基礎となる足腰も鍛え上げた。

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最終更新:3/7(火) 13:34

スポーツ報知

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