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ビーナスが「ワールド・テニス・デー」にウェアを提供

3/7(火) 7:30配信

THE TENNIS DAILY

 ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は日曜日に彼女のデザインしたテニスウェアの春のニューラインを呼び物とするカジュアルなファッション・ショーで、ファンたちとおしゃべりをしたりボールにサインをしたりした。

ビーナスのグランドスラム決勝への進撃は、それ自体が勝利 [全豪オープン]

 マディソンスクエア・ガーデンで6日の月曜日の夜に行われるエキシビション「ワールド・テニス・デー(10周年記念 BNPパリバ ショーダウン)」で、ボールガールや案内係を勤めるスタッフたちはビーナスによるコレクション「EleVen」のウェアを身に着けることになる。

「私たちは皆にウェアを提供することができる。これは誰にとってもよいことだわ」とビーナスはごく最近、AP通信が行ったインタビューで語った。

「ワールド・テニス・デー」の創始者であるジェリー・ソロモンとウイリアムズは野イチゴ色とクラシックな黒と白を使ったアクティブウェアを、このイベントを利用して披露することに決めた。男子スタッフにはビンス・カミュート・スポーツウェア(VINCE CAMUTO)が衣服を提供することになる。

「私たちはこれまでも常に、単なる一夜のテニスイベント以上のものであり続けてきました」とソロモンは言った。

 ガーデン(マディソンスクエア・ガーデン)において、ビーナスは「アメリカ(The Americas)vs 世界(The World)」のチームテニスの形式をとるエキシビションで全仏チャンピオンのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)とシングルスをプレーすることになる。

 またビーナスはフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)とペアを組み、ムグルッサと錦織圭(日清食品)のペアとミックスダブルスもプレーする。そして、アンディ・ロディック(アメリカ)はレイトン・ヒューイット(オーストラリア)、ジャック・ソック(アメリカ)はニック・キリオス(オーストラリア)と対戦することになる。

 ここでビーナスについてのいくつかの逸話を紹介しよう。彼女は頻繁にグレーのハバニーズである愛犬ハロルドといっしょに旅をし、カラオケで歌うことが大好きで、全仏オープンを楽しみにしている。彼女は5月の全仏で、グランドスラム大会出場回数の最多記録を「74」に更新することになる。

オフコート

 ビーナスはオフコートで忙しい日々を送っている。彼女は自分のVスター・カンパニーのために空間デザインを行う室内建築の学士号取得を目指して精進しており、妹セレナとともにマイアミ・ドルフィンズ(プロのアメリカン・フットボール・チーム)の共同オーナーの役割も務めている。

 彼女は不況の間、販売数の問題に対処したあと、2012年に「EleVen」を再スタートさせた。ファッション・ショーを主催したニューヨークのパラゴン・スポーツ、他のストアやテニスクラブは、彼女のテニス、ヨガ、そしてアクティブ・ラインのウェアを年を通して販売することになる。

 フォート・ローダーデールのアート・インスティチュートでファッション・デザインの資格を獲ったビーナスは、「私はこの仕事にフルに関与しているのよ。私の手はデザインに関わっているの」と言う。「私の意見では、明らかにこのことがElevenには非常に重要なの」。

 彼女は難しいのは新しい色調のセレクションを草案することだという。

「すでに、すべての色を使ったという気がするのよ」とビーナスは笑いながら言った。「まだ使っていなくて、人々が着たいと思うような色を見つけるよう努めるわ」。

ベテランの聡明さ

 ビーナスは1月の全豪オープンで決勝に進出し、14年ぶりのタイトルをかけて戦うため、36歳のベテランが持ち得るすべての実質的知識を必要とした。これまでに7度グランドスラムのシングルス・タイトルを制したビーナスはそこで妹セレナに敗れたが、彼女は特にこれらの瞬間を享受した様子だった。

「素晴らしかったわ。私はあの決勝に至るだけの価値を持つ多くのプレーヤーたちと対戦した」とビーナスは言った。「だからあの決勝に至ることができて、かなりうれしかったわ」。

 現在、世界ランク13位のビーナスは今週始まるインディアンウェルズ、そしてフロリダのパームビーチ・ガーデンという彼女の“庭”または“縄張り”に程近いマイアミでのプレーを予定している。

 2011年にシェーグレン症候群と診断されたビーナスは、目まぐるしく変化する病的な疲労を経験してきた。全豪オープンのあとの彼女はサンクトペテルブルクの1回戦で敗れ、調子がベストとは言い難いことを認めていた。

適切なコーチ

 その間中、彼女はもう10年以上にわたるデイブ・ウィットとの安定した師弟関係を保ってきた。「私たちはよく似た気質を持っていると思うわ。ふたりとも肩肘をはらないタイプなの」とビーナス。「うまく機能しているなら、修正する必要はないのよ」。

 そして彼女は自分のテニスは1994年に14歳でプロになって以来、進化したと言う。

「競争力を増すためには、上達しなければならないわ」とビーナス。「私のメンタル・ゲームは、もっとも上達した部分だと思う。私はメンタル的にも肉体的にも強くあろうとしているの。より多くの時間をジムで費やすことは、ますます必須になってきているわ」。

社会的な意見

 ビーナスはツイッターで166万のフォロワーを持っている。愛犬ハロルドの写真を載せた彼女のツイッター・アカウントは、インク・マガジンの起業家としての活動についての彼女のカバー・ストーリーを載せている

 ビーナスは2007年、男女双方の競技者に同じ額の小切手を与えるよう、ついにウィンブルドンを説得することでグランドスラム大会に男女平等の賞金を導入することを助けた。

 彼女はまた、女性を投資戦略で助けるエルベストの投資家でもある。

 ビーナスは最近、#StandUp(立ち向かえ、立ちあがれ、の意)活動に参加した。彼女はツイッター上のビデオで、こう言っている。

「私は不平等に敢然と立ち向かい、絶え間ないポジティブな変更、物事の改善、そしてこの世界の愛のために立ち上がる」

40歳でのプレーを目指す?

 ビーナスは2020年東京オリンピック出場の可能性について話した。東京オリンピックの年に、彼女は40歳になっている。ビリー ジーン・キング(アメリカ)は40歳までプレーし、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)は49歳のときに全米オープンのミックスダブルスのタイトルを獲得した。

 彼女は自分のアスリートしての長寿を、“多くの祈願”とテニスへの情熱のおかげである、とした。

「愛していなければできないわ。多くの努力を必要することだから」とビーナスは言った。「もし、まだまだ与えられるものがあると感じたなら、心がそこにあるならプレーを続け、それに必要な努力を積み代償を払うのがかなり容易になるわ」。(C)AP (テニスデイリー/THE TENNIS DAILY)

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最終更新:3/7(火) 7:30
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