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みんなが私を好きにならなくても、私は楽しい。ミス・ワールド日本代表が大事にする「ときめき」とは?

3/7(火) 11:00配信

BuzzFeed Japan

弾けるような笑顔で取材場所に現れた、吉川プリアンカさん。176cmの長身に紺色のワンピース姿。背筋を終始伸ばし、凛とした雰囲気を漂わせていた。

明治初期、女性はピクニックを楽しんでいた。24枚のモノクロ写真が語る150年。

23歳のプリアンカさんは、ミス・ワールド2016の日本代表に選ばれ、世界大会ではトップ20に入賞した。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美、坪池順】

父親がインド人で、母親が日本人。ゾウ使いというユニークな資格を持つ。東京出身だが、幼少期にアメリカとインドに滞在していた。英語とベンガル語が堪能で、通訳の経験もある。

日本代表として発表された時、「日本人らしくない」外見に驚く声は少なくなかった。ミス・ユニバース2015の宮本エリアナさんもハーフ。日本代表にハーフがなっていいのかという批判が一部にあった。

プリアンカさんは、BuzzFeed Newsの取材にこう話す。

「ハーフであるというコンプレックスがあって、ミス・ワールドにチャレンジしたのではないんです。本当に、単純に素直に、ミス・ワールドというものを日本代表として受けたかった」

ミス・ワールド世界大会は、世界の3大ミスコンテストの中で最も歴史のある大会だ。「目的のある美」とのスローガンをもとに、ルックスだけではなく知性と個性が要求される。社会奉仕活動を積極的にしている117人の候補者が、特技、SNSでの情報発信やスポーツなどを競い合う。

自分という軸

プリアンカさんは、世界大会のピリピリとした雰囲気で緊張しながらも、自分という軸をずらさないよう意識していたと話す。

「自分の人生のギアを握っているはずなのに、他の人に握られてしまってはいけないと思っています」

「自分らしさを見失っちゃったら居心地が悪いし、人に流されてしまいます。自分とは一生、付き合っていくのだから」

それでも、SNSを見ていると、軸がずれそうになることがある。

「私は結構SNSとかを見るタイプで、ネットで自分のことが書いてあるとを読んでいました。その中でも、指摘をしていただけることもあったので、あまり自分に負荷がかかるわけでもないから、肯定的にとらえていこうと思いました」

指摘の中には、ドレスの色へのアドバイスなどがあったという。プリアンカさんは、そのような意見は参考にしていた。

ハーフという、自分では変えようのないことについての批判もあった。

「そういうことは、直せることでもないし、直したくもないので、スルーしていました」

否定的なネットの書き込みを見て、自分らしさを見失うことはないのか。

「どんな理由であっても、否定的な声は絶対あることかなと思っていて。世の中の人たちがみんな私のことを好きになってくれるって、結構難しい話だと思うんですよ」

それでも、「昨日の自分と、今日の自分は、全然違う」と実感する出来事があった。

「代表になった後に、外国人の方とかハーフの方からすごく多くのメッセージをいただいたんです。『私にはそういう役割もできるんだ』って思って、声をあげようと思い始めたんですよ」

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最終更新:3/7(火) 11:00
BuzzFeed Japan