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待機児童問題は「官製失業」だ。 #保育園に入りたい! 親たちは怒っている

3/7(火) 15:37配信

BuzzFeed Japan

「保育園落ちた日本死ね!!!」から1年後、乳幼児を連れた約150人の親たちが集会をひらき、再び声を上げた。超党派の議員も参加し、自治体によって異なる待機児童の定義を統一するよう目指すと伝えた。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題になったのが1年前。今年も認可保育園に子どもを預けることができないで途方に暮れている親たちが多数いる。
東京都武蔵野市で活動している親たちが呼びかけた #保育園に入りたい! のハッシュタグに関連しては、約1600万のつぶやきが流れているという。

いまだに深刻な待機児童の問題。ハッシュタグから派生した親たちの会が3月7日、衆議院議員会館で集会を開いた。乳幼児を連れた親ら約150人が集まり、超党派の国会議員も参加した。

なぜ、ここまで子どもを保育園に預けづらいのか

安倍首相は2月17日の衆議院予算委員会で、「受け皿を増やすと同時にニーズが増えた」と釈明し、政府が掲げる2017年末の待機児童ゼロの目標達成は困難だという見通しを示した。

毎年のように繰り返される「いたちごっこ論」に、NPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹さんは「生まれてくる子どもの数、働きたい人の割合はわかっているはず。しかも、待機児童数という曖昧な数値をもとに整備を進めている甘さがある」と指摘する。

待機児童の数え方は、保育園に預けられず育児休業を延長した人を含める場合と含めない場合があるなど、自治体ごとに定義が異なっている。

駒崎さんは、国や自治体は保育を提供する義務を果たしていないとし、「待機児童問題は『官製失業』だ」と述べた。

預けるのは「かわいそう」ではない

国内外の保育園を視察し、保育政策について研究している日本総研調査部主任研究員の池本美香さんは「海外ではそもそも、待機児童という発想がない」と話す。

日本では、保育園は児童福祉法のもと設置され「保育に欠ける児童」を預かる場所とされているため、いまだに「かわいそうな子が行く場所」というイメージを持つ人がいる。一方、スウェーデンやニュージーランドなどでは、保育園は乳幼児のための教育機関だと位置付けられている。

「スウェーデンでは、親が働くためにやむをえず子どもを預けるのではなく、むしろ預けたくて働くというくらい、保育園は魅力的な場所。子育てのストレスを軽減することで虐待を予防でき、親が働けることで貧困対策としても重要な役割を果たします」

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最終更新:3/7(火) 15:37
BuzzFeed Japan