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【特集】カーシェアリングの悲劇 BMWがボロボロ

3/7(火) 16:01配信

毎日放送

カーシェアリングというと、1台の車を複数の人が利用するものですが、いま一般の人同士がマイカーを貸し借りする個人間でのカーシェアリングが注目を集めています。しかし今回、ある人がそのサービスを利用して愛車の「BMW」を貸し出したのですが、期限を過ぎても車が返ってこないばかりかボロボロになって発見されたのです。車を借りた男は一体どこに消えたのか?取材班が追跡すると、さらに怒りを募らせている別の人が出てきました。

愛車がボロボロに…

パーツが外れ…白のボディーは茶色く変色…さらにシートは汚れ、ゴミも散乱しています。ドイツの高級車BMW5シリーズのセダンがすっかりボロボロになった姿を見つめるのはオーナーの趙陽さん(25)です。

「こちらもすごい凹みがあって、最初からなかったところですね。これが一番大きなところです」(BMWのオーナー趙陽さん)

貿易業を営む趙さん、去年3月、働いて貯めたお金で念願だったBMWを中古で購入しました。

「(BMWに乗って)鹿児島県の一番南の方にまで行きました」(趙陽さん)

趙さんにとってこの車はまさに相棒。休みの日には全国各地をドライブしました。旅行の記念写真ももちろんBMWと2ショットです。そんな愛車をみじめな姿にしたのは、もちろん趙さん本人ではありません。実は、ある方法で車を貸し出したからです。それは…「個人間カーシェアリング」というもの。

「予定通り返してくれるかなと思いました。こういうことになるとは思いませんでした」(趙陽さん)

初めて車を貸した男が…

「カーシェアリング」は、レンタカー業者などが提供した1台の車を複数の人でシェアして利用するものとして知られていますが、今注目を集めている「個人間のカーシェアリング」はマイカーを貸したい一般の人がインターネット上の仲介サイトに登録し、借りたい人に車を貸し出すというものです。部屋を貸し出す“民泊”にちなんで、車を貸し出す“民乗り”とも呼ばれるこのカーシェア。料金は貸し出す人が自由に設定でき、借り手は珍しい車や自分では買えないような高級車を選ぶこともできるのです。

趙さんも個人のカーシェアリングで人気の仲介サイトを使って愛車を貸し出しました。自分が車を使わない間に人に貸して、ちょっとした小遣い稼ぎになればと思ったのです。そして今年1月、登録して初めてメッセージが届きました。

「こんにちは。本日から何日かお借りしたいのですが、ご都合いかがでしょうか。親戚へのあいさつ回りなどで移動するのに使います」

メッセージを受け、趙さんが借り主の男と会ったのは兵庫県川西市内のコンビニエンスストア。男が親戚へのあいさつや旅行に長期間必要だというので、BMWを1日あたり8500円で約1か月間、貸し出す契約を結びました。

男はスーツを着ていて身なりは普通で、悪い印象はもたなかったといいます。

「(借り主の男は)話し方も丁寧ですし、結構親切な落ちついている人だと思います」(趙陽さん)

免許証で本人確認をし、お互いに車体にキズがないことをチェックするなどして、趙さんは安心して車を貸しました。しかし…期限の1か月を過ぎても車は返って来ず、借り主とも連絡が取れなくなってしまったのです。

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最終更新:8/1(火) 16:36
毎日放送