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高速道路のSAとPA、その違いとは 「PAは小さい」とは限らない?

3/8(水) 7:31配信

乗りものニュース

違いは規模? SA、PA相互の位置関係?

 高速道路の休憩施設について、SA(サービスエリア)のほうが規模が大きく、食事や給油もできるというイメージがあるかもしれません。しかし最近は、商業施設や食事処を備えた、SAと見分けがつかないようなPA(パーキングエリア)も登場しており、記者もSAだと思いこんでいたところが、実はPAだったという経験があります。

【写真】テーマパーク化するSA、PA

 国土交通省はそのウェブサイト「道の相談室」で、高速道路の休憩施設は「提供するサービスの内容、休憩施設相互の位置関係によりサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)に区分」としています。そして「一般的には」と付言したうえで、「サービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂、給油所など」「パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店」が備わっているとしています。

 上記のとおり「休憩施設相互の位置関係」から、SAかPAかが決まっているのでしょうか。NEXCO東日本関東支社に聞きました。

――SAとPA、本来はどのような違いがあるのでしょうか。

 PAはだいたい15km間隔、SAは50km間隔を目安に設置するという一応の基準はありますが、路線の特徴などを総合的に勘案して決めるので、必ずしもこの距離ごとに存在するわけではありません。

――では「規模の違い」なのでしょうか。

 現在は必ずしもそうとはいえません。たとえば関越道の三芳PA(埼玉県三芳町)などは商業施設の規模も大きく、上下線ともにガソリンスタンドも備わっています。SAとPAの違いはあいまいになっているのが実情です。

※ ※ ※

 三芳PA(埼玉県三芳町)は上り線で大型104台、小型200台(障害者用を除く)を収容でき、駐車場の規模だけで見ると同じ関越道の赤城高原SA(群馬県昭和村)上り線よりも大きいです。全国的にみても、三芳PAのようにガソリンスタンドを備えたPAが点在している一方で、SAでもガソリンスタンドがない場合もあります。SAとPAは、相互の位置関係においても、施設規模においても、両者の違いをひとことで説明するのは難しい状況のようです。

 ちなみに、近年は遊園地などのレジャー施設と一体化(上下線のPAから徒歩で行き来できる)した伊勢湾道・刈谷PA(愛知県刈谷市)や、PA全体を童話『星の王子さま』のテーマパークとしてリニューアルした関越道・寄居PA上り線(埼玉県寄居町)など、「高速道路の休憩施設」という域を超えるようなPAも登場しています。

乗りものニュース編集部