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気づいていますか?子どもの不定愁訴

3/8(水) 14:00配信

ベネッセ 教育情報サイト

不定愁訴とは、病気などの明確な原因がないにもかかわらず、さまざまな不調が日によって身体のあちこちに出ることをさします。従来は更年期の女性に多く見られるものだといわれていましたが、最近では小学生が同様の症状を訴えることも珍しくありません。小学校で27年間にわたって養護教諭を務めた経験をもつ、帝京短期大学教授の宍戸洲美先生に、子どもの不定愁訴を解消するためのポイントを伺いました。

「おなかが痛い」「眠れない」「イライラする」など、症状はさまざま

子どもの不定愁訴で、身体に表れるものとしては「頭が痛い」「おなかが痛い」「気持ちが悪い」「眠れない、あくびがたくさん出る」「だるい、横になりたい」「肩がこる」「首が痛い」「腰が痛い」「口がかわく」といったような訴えが多く、日によって訴える症状が変わるケースもよく見られます。また、「むかつく」「イライラする」「一人になりたい」「やる気が出ない」といった、心の面での変化が見られることもあります。

このような不調を抱える子どもは、家庭では「朝なかなか起きられない」「食欲がない」「登校前に頭やおなかが痛いと言う」「帰宅後は遊びに行かずにゴロゴロしている」「イライラしている」「親の質問に答えてくれない」といった様子が見られるケースが多いようです。特に、睡眠・食欲・日中の活動の様子に変化が見られる場合は、子どもの様子をよく観察する必要があるでしょう。

まずは小児科で身体に異常がないかをチェック

これらの不調が何日も続く場合は、重大な病気が隠れている可能性もあるので、まずは小児科を受診して身体に異常がないかを調べることが大切です。熱はないか、おなかが張ったり冷たくなっていたりしていないか、子どもの身体に手を当てて確かめると共に、体重が減っていないかも確認しましょう。学校では授業に集中できているか、友達と元気よく遊べているかといったことも、子どもの体調を知る手がかりになります。できれば担任の先生に学校での様子を聞いてみて、その情報も小児科の医師に伝えるとよいでしょう。

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