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「原発避難いじめ」はなぜ起こってしまうのか?その原因は、大人にあった

ホウドウキョク 3/8(水) 11:30配信

馬場有町長(福島・浪江町)

学校教育は悩ましいです。

震災が起きた2011年、新学年が始まるのは4月4日頃でした。3月11日から2週間ほどしかない。町民は全国に避難したので、子どもたちも親と共に動いて、生徒はバラバラになってしまった。

自分の子どもが4月4日に入学するとしたら、どこを選びますか?今いる場所の小中学校に入れますよね。

浪江には小学校が6校、中学校は3校ありました。しかし、そこは避難指示が出ていて通えない。会津に行った親御さんは、会津の学校に子どもを入れてしまう。それは当然です。原発避難者の浪江の子どもだけ学校に行かないなんて、とんでもないですから。

今、住民票を移していない浪江の子どもたちが、避難先の小中学校590校に分かれて勉強しています。590校ですよ。

現在、浪江町内に小中一貫の学校を作ろうとしています。しかし、学校の主役は生徒です。生徒がいないところで、学校が成り立つのかどうか。非常に厳しい問題です。



「原発避難いじめ」について最も注目する点は三者それぞれ違ったが、「こんな理不尽は絶対に許されない」という考えは共通している。いじめは「周囲の無関心」が一番怖い。自分自身がいじめに加担していないとしても、現状から目をそらし、問題を解決しようと取り組んでいる人たちの声に耳を傾けようともしていないならば、「理不尽」は絶対になくならない。

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最終更新:3/8(水) 11:30

ホウドウキョク

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