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朝日新聞で上司が記者の勤怠を改ざん 10人分、最大月56時間短く

BuzzFeed Japan 3/8(水) 18:15配信

BuzzFeed Newsの取材に、同社は「勤務記録を勝手に書き換えるやり方は論外です。時短についての認識が根本的に誤っていたと言わざるをえず、会社として容認できるものではありません」と回答した。

所属長は問題発覚時と今回の2度に渡って処分を受けているが、同社はその内容を明らかにしていない。改ざんされた社員には今後、個別に説明をするという。

また、2016年11月の社内調査では、同様の事案は他に見つからなかったという。同社では、再発防止策として、一度提出した出退勤時間を勝手に書き換えられないようにする、などの方法を検討している。

長時間労働の問題は、朝日新聞社に限ったものではない。メディア業界に蔓延しているものだ。

厚生労働省が2015年、企業約1万社に実施したアンケート結果によると、残業が1年で最多の月に「過労死ライン」の80時間を超えていた企業の割合は、テレビ局、新聞、出版業を含む「情報通信業」が44.4% (平均22.7%)と一番高い。

全国紙の新聞記者として働いてきた20代女性は、BuzzFeed Newsにこう語っている。

「午前0時から飲み会をすることとかもあるし、時間の感覚が社会からズレてる感じがするんですよね。プライベートも仕事も境目がなかったし、それが良しとされている。仕事熱心=働いている時間という感覚なんですよ」

正確な残業時間はわからない。家から出て家に帰るまでの時間を計算してみれば、毎月100時間を超えるのは当たり前だという。

「ニュースを追う仕事をする限り、誰かがどこかにいないといけないなのはわかっています。でも、潤沢に人がいたり、若い記者がたくさんいたりした時代と今は違う。もう新聞社の働き方のシステムは回っていないと思います」

朝日新聞社は記者職ではない社員に違法な労働をさせたとして、2016年12月、中央労働基準監督署(東京)から長時間労働での初の是正勧告を受けている。

「仕事のやり方の見直し」を最重要課題としている同社。

各部署からボトムアップでアイデアを募集するなど、全社的に労働時間削減や働き方改革を進めていくという。

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最終更新:3/8(水) 20:44

BuzzFeed Japan