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患者男性遺体で発見される タクシー配車断られた後 柏市立柏病院 /千葉

3/9(木) 10:47配信

千葉日報オンライン

 柏市立柏病院で昨年12月、外来患者の男性(72)がタクシーを呼ぶよう看護師に頼んだが断られ、約1カ月後に約1・5キロ離れた草むらで遺体で発見されていたことが8日、同病院への取材で分かった。男性は歩くのにつえを使っていたといい、市議会一般質問で病院の対応への批判が上がった。

 同病院によると、男性は市内の福祉関係施設に入居しており、昨年12月21日午前に外傷で同病院を受診。診察後にカウンターで「タクシーを呼んでください」と頼んだが、看護師に「一人一人に対応するのが難しい」と断られた。

 男性は「そうですよね」と立ち去ったが帰宅せず、施設が当日中に同病院と千葉県警柏署に連絡。同署が行方不明の届け出を受理して捜索したが、男性は今年1月29日に同市松ケ崎の草むらで遺体で発見された。同署は死因などについて「事件性はない」としている。

 同病院は「特別なケアを必要とする患者には見えなかったという看護師の判断。過失はなかった」とする一方、「職員が患者をもっと観察して対応できたかもしれない。より一層患者の状態を把握し、丁寧な対応を心掛けたい」と話す。