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「LGBTへの差別なくして」新しい法律を求める当事者たち 切実な叫び

3/9(木) 19:29配信

BuzzFeed Japan

好きになる人の性別や、自分自身の性別についての認識にもとづく差別をなくしてほしいと訴える院内集会が3月9日、衆議院第一議員会館で開かれた。平日昼だが、会場には300人の参加者が集まった。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

与野党の国会議員でつくるLGBT議連のメンバーら12人が会場を訪れ、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの当事者や、研究者らの話を聞いた。

「レインボー国会」と名付けられたこのイベントを主催するのは、当事者や研究者、法律家らでつくる実行委員会。

トランスジェンダーの歌手・麻倉ケイトさん。

「幼いころに、大きくなったらお母さんのようになれると思っていました。でも、小学校に入ってから男女に分けられ、違和感に直面しました。男性の身体に閉じ込められて、ガーンとショックを受けました。『なんで私はスカートを履いたらあかんの』と言うと、周りに怒られたり、からかわれたりして、自分の心を隠すようになりました。トイレ問題もありました。先生に心ないことを言われて、すごく落ち込んで、学校を休むような子どもでした。大人になってからもカミングアウトできなくて悩んでいて、自傷行為を繰り返したこともあります。いまはいい理解者に出会って、やっとカミングアウトできました。いまは前向きに生きています。コンサートで訪れた時に、ラオスの教育者が『才能には性別は関係ない』と言っていました。日本もそういう風になってほしいと思います」

「教科書にLGBTをネットワーク」共同代表の室井舞花さん。

「今年度、学生指導要領が改定されます。多様な性を生きる子どもたちに配慮した内容をいれてほしいと活動しています。13歳の時に初めて、女の子に恋をしました。その時、教科書に『誰もが異性に興味を持つ、関心を持つ』と書いてあるのを見て、自分は間違っているんだと印象づけられ、ショックを受けました。それから10数年経っていますが、教科書にはまだ同じ内容が書かれています。そして、自尊心を傷つけられ、自分が間違っていると思う子どもたちがいまも教室の中にいます。それに耐えられないと思って、キャンペーンを立ち上げています。すべての多様な性を生きる子どもたちだけではなくて、さまざまな立場の子どもたちが、自分は自分のままでいいと、安心して育っていくことができる環境を求めて活動していきたいと思っています」

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最終更新:3/9(木) 19:45
BuzzFeed Japan