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“父親は殺害された……”その動画が意図するものとは?

3/9(木) 20:01配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
3月9日(木)放送の「WAKE UP NEWS」のコーナーでは、デイリーNKジャパン編集長の高英起さんに金正男氏の息子ハンソル氏とおぼしき男性の動画について話を伺いました。

3月8日に突如YouTubeで公開されたこの動画は約40秒という短い時間ながら、キム・ハンソル氏と見られる人物が「父は殺害された」と発言。
これが本当にハンソル氏なのか、いまだ確証はないものの高さんは「(キム・ハンソル氏に)間違いないと思います」と断言。

高さんはこの5、6年間、ハンソル氏に度々インタビューをしているだけに、「顔つきもそうだし、声も本人と断定できるに値するものだと思います」と言います。

そしてこの動画の意図について、ポイントは“父は殺害された”と言っていることにあると高さん。

北朝鮮サイドはマレーシアで死亡したのはキムチョルという男性であり、その死因もショック死だと主張していますが、それに真っ向から反論しているこの動画は「自分の父親が殺された真相について明らかにしたいという意図が感じられます」と高さんは分析。

今回この動画を投稿したのは、ハンソル氏の支援団体と思われるチョルリマ・シビル・ディフェンス(千里馬民防衛)。
彼らは動画の公開と同時に正男氏の家族の要請で安全な場所に移動させたとの声明を出していますが、高さんはこの組織についても言及。

ただ、現状ではまったくわからないらしく、「脱北者団体と言われていますけど、そのほぼ全てを把握している韓国の方も聞いたことがないという話でした」と言います。

しかし、それだけに高さんは今回のメッセージを広めるために緊急的に作られた組織だった可能性もあるのでは、という見解も述べていました。

また、声明ではオランダ、中国、アメリカ、そして名前が明かされていないもう1カ国、計4カ国が正男氏家族の保護を助けたと謝意を述べています。

なぜ、その4ヵ国が手助けしたのか……高さん曰く、アメリカと中国は政治的な意図があり、オランダともう1ヵ国については人道的立場からサポートしているのではとのこと。

いずれにせよ、この動画に対して今後北朝鮮はどのような行動に出るのか、中西も注目しているようでした。

(TOKYO FM「クロノス」2017年3月9日放送より)

最終更新:3/10(金) 6:21
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