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廃タイヤの山「夏は蚊が大量発生して…」 沖縄県が初の行政代執行、11万個撤去へ

3/9(木) 13:00配信

沖縄タイムス

 沖縄県西原町の産業廃棄物処理業者が、西原町小那覇に放置している約11万2千個の廃タイヤについて、沖縄県は8日までに、生活環境上の問題があるとして、今月にも業者に代わって廃タイヤを撤去する行政代執行に踏み切る方針を固めた。県が廃棄物処理法に基づき行政代執行するのは初めて。

 県環境整備課によると、放置されているタイヤは、業者の敷地内に2009年ごろから山積みされ、タイヤにたまった雨水から蚊が発生するなど、近隣の事業所や住民から頻繁に苦情が寄せられていたという。

 悪臭発生や火災の危険もあるなどとして、県は10年に撤去を求める措置命令を業者に出したほか、刑事告発した。県警が摘発し、那覇地裁で12年、罰金と有罪判決を受けた。

 県は、その後も再三撤去するよう求めたが、業者が応じなかったため、行政代執行に踏み切る。撤去費用は業者に請求する。

 現場近くの事業所に勤める40代男性は「特に夏場は蚊が大量発生し、迷惑だった。県に殺虫剤をまいてもらったこともある。ようやく撤去が決まって良かった」と安堵(あんど)の表情。西原町小那覇の新川勝夫自治会長(72)は「県の対応は遅すぎるという気持ちもあるが、やっと一歩進んだという印象だ」と語った。

最終更新:3/10(金) 9:35
沖縄タイムス