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「人に落ちたらどうするんだ」「死にますよ」 米軍タイヤ落下、住民無視の訓練に怒り

沖縄タイムス 3/9(木) 14:25配信

 「人の上に落ちたらどうするんだ。死にますよ」。沖縄県宜野座(ぎのざ)村城原区の民間地と米軍キャンプ・ハンセン上空で8日、つり下げ訓練をしていた米軍ヘリがタイヤを落下させた。付近住民は人命にかかわることだとして激しく抗議。米軍関係者は、基地と民間地の境界付近の茂みを捜索した。

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 目撃者の男性によると、つり下げたタイヤは2回目の旋回の途中からなくなっていた。午後2時半すぎだったという。「あれ、おかしいなと。ホバリングもしているので、落としたと思った。人の上に落ちたら大変なこと。やめてほしい」と話した。

 着陸帯から約350メートルの場所に住む男性(87)は、つり下げ訓練を午後2時半ごろから確認。13分後には物資がなくなっていたという。男性は「もし人の上に落ちたら死にますよ」と非難。「落としたなら、米軍は事実関係をちゃんと説明してほしい」と求めた。

 午後4時ごろ、着陸帯に近い演習場内の金武(きん)町ごみ処理場付近では、米軍関係者4人が路肩に乗用車2台を止め、茂みの中を捜索していた。本紙記者がその中の1人に聞くと「つり下げていたものを落とした。まだ見つかっていない」と話した。

 捜索場所に近い金武町中川区に住む男性(56)は「危ないからやめてほしいと前から求めてきた。自宅に落ちたらどうしてくれるのか」と眉をひそめた。

 宜野座村の當眞淳村長は「落下情報は役場には入っていない。本当なら大変なことだが、まずは事実関係を確認したい」とコメント。「訓練が必要なら、山側のヘリパッドを使ってほしいと繰り返し求めている。住民生活への配慮を求めてもなかなか改善されない。歯がゆい思いだ」と語った。

最終更新:4/14(金) 22:20

沖縄タイムス