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風貌以上に怖い…中日森監督の“地獄耳”に巨人が戦々恐々

日刊ゲンダイDIGITAL 3/10(金) 9:26配信

「やっぱり、森さんは怖いですよ」

 巨人の選手がこう言っている。「森さん」とは中日の森繁和監督(62)のこと。「怖い」のはオールバックにサングラスの風貌ではなく、その情報網のことである。

「一昨年のオフ、六本木の飲食店で、うちの主力選手2人が森さんにばったり出くわした。挨拶に出向き、せっかくだからと小一時間、同じテーブルに座って飲むことになったんです。そこで、森さんが『おまえんとこの○○は銀座の△△にしょっちゅういるらしいな』とか『□□がはまってる六本木の××には気をつけろよ』と選手の行きつけの店や遊んでいる店の名前がぽんぽんと口から出てきたんだそうです。コーチ時代から、独自のパイプを駆使してトレードや外国人補強などを担っていたというのは知っていましたが、情報網や人脈がグラウンド外にも張り巡らされているってことでしょう。采配でもきっといろいろと仕掛けてくる。やっぱり、怖いですよ」

■「球界の寝業師」の後継者

 森監督の西武入団時の監督兼管理部長で、「球界の寝業師」の異名を取った根本陸夫氏(故人)も、「あらゆる業界に人脈を持ち、多方面に独自のアンテナを張り巡らせていました。選手がどんな店に出入りし、どんな人間と遊んでいるか、ほとんどすべてを把握し、ちょっとでもトラブルになりそうな危険を感じると、個別に自宅に呼び出しては、厳しく注意をするような人でした」と西武の元取締役球団本部長の前田康介氏が言っている。森監督はその根本氏を「オヤジ」と呼んで慕い、根本氏も若かりし頃の森監督に「50歳でユニホームを脱いで、編成の仕事をしろ」と言って後継者候補にしていたというのは有名だ。

 8日、前日に続いて中日とオープン戦を戦った巨人は、5回4安打1失点と好投した先発の田口以下、3投手が好投。しかし、3-1で迎えた九回に乾、西村が3点を奪われ、サヨナラ負けを喫した。開幕カードの前哨戦は1勝1敗の痛み分けとなったが、敵将は情報網だけでなく、人心掌握術も12球団の指導者でナンバーワンだと評価される。中日は昨年、最下位に終わったとはいえ、巨人にとってはナメてかかれる相手ではなくなったようだ。

最終更新:3/10(金) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL

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