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“カリビアンコム難民“に…ネットでは悲しみと怒りの声

3/10(金) 18:14配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 無修正のわいせつ動画を配信サイト「カリビアンコム」で閲覧できるようにしたとして、アメリカ人の男が逮捕された。逮捕されたのは、「カリビアンコム」関連会社の従業員でアメリカ国籍のサープ・マイケル・ナオミチ容疑者(34)。去年8月ごろ、日本の制作会社の社長らと共謀し、米ロサンゼルスにある「カリビアンコム」のサイト上で無修正のAVを不特定の人が見られるよう公開した疑いが持たれている。

 サープ容疑者は日本で撮影された動画を米国内で編集や管理していたとされ、取り調べに対して「世界中の人が見られる状態にしたのは間違いない」などと容疑を認めているという。対象になったのは動画ファイルを圧縮する「エンコード」作業を配信目的で行ったことだという。

 サープ容疑者の逮捕に、ネット民たちからは

 「カリビアンコムを潰すというなら我々は戦争も辞さない」
 「カリビアンコム無くなった 日本死ね」
 「日本からモザイクが消える前にカリビアンコムが消えるな」
 「カリビアンコム潰そうとしている警察も過去にお世話になっていること知ってるんだからね」

といった声が上がっており、“カリビアンコム難民“になってしまう悲しみと怒りの声が上がっている。

 日本ではAVにはモザイクをかけることが定められているが、カリビアンコムは海外にサーバーを置くことで、日本国内で無修正動画を閲覧することができていた。ITジャーナリストの三上洋氏によれば、2011年の刑法改正で「わいせつ物頒布」が新設されたことで、インターネット上に無修正動画などをアップロードし、誰でも見られる状態にしただけで摘発することができるようになった。さらに最高裁は2014年、アメリカ人が無修正動画をアメリカのサーバーにアップロードし、日本人向けに配信することも有罪となるという判決を下した。

 カリビアンコムをめぐっては、これまでにも逮捕者が出てる。去年6月には女性に出演を強要した派遣法違反の疑いでアダルトコンテンツ制作会社に捜査が入り、今年1月には制作会社社長などがわいせつ動画を公開した疑いで逮捕された。そして先月、動画に出演していた女性なども逮捕された。しかし、一連の逮捕者たちは配信元であるカリビアンコムには直接関与していなかった。今回のサープ容疑者の逮捕は、関連会社とはいえ、配信元に一歩近づいたと言える。

 これまで実質的に無法地帯だった無修正動画の問題だが今後当局の規制が強まっていくとの見方もある。三上氏も「警察は日本人向けに日本語で出している無修正動画のサイトは摘発だという方針。どこの国にあるとかは関係なく取り締まっていくだろう」と推測した。アダルトコンテンツ配信業者と当局の戦いは今後も続きそうだ。

最終更新:3/10(金) 18:14
AbemaTIMES