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【WBC】韓国に「井の中の蛙」の批判 同国大リーガーが警鐘「今のままでは勝てない」

3/10(金) 14:25配信

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1次ラウンド敗退の韓国に地元メディアも痛烈批判「競争力を失っている」

 韓国野球界はこれからどこに向かうべきなのか――。WBCの1次ラウンド(R)A組の韓国が台湾を11-8で下し、今大会初勝利を手にした。イスラエルとオランダに2連敗し、台湾にも延長10回の末の辛勝。1勝2敗のA組3位で次大会の本戦出場権を獲得したものの、過去のWBCでは2006年にベスト4、09年は準優勝、15年の第1回大会プレミア12では優勝と好成績を残してきただけに、今回の1次R敗退の衝撃は計り知れない。

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 韓国メディアは一斉に敗因の検証を始めているが、どれも耳が痛くなるものばかりだ。

 韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は「世界の野球の発展スピードに比べて、韓国は国際舞台で競争力を失っている。“井の中の蛙”だ」と辛らつに批判。同紙は「基本的には投手に力がないと何も始まらない。しかし、ここ10年間は“スター選手”が出てきていない。投手のリュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)とキム・グァンヒョン(SKワイバーンズ)のあと、脅威となる投手がいますか? そういう投手の登場は、韓国野球の早急な課題だ」とキム・インシク(金寅植)監督のコメントを引用し、投手の不振が今回の大きな敗因と指摘している。

 確かに今回の韓国代表には、強い印象を残した投手はいなかった。その中でもインパクトを残したのは元阪神タイガース投手のオ・スンファン(呉昇桓、カージナルス)だろう。台湾戦では8-8の同点で迎えた9回裏、無死二塁のサヨナラのピンチからマウンドに登場し、絶体絶命のピンチをしのいだピッチングは圧巻だった。「3戦全敗を避けられたのも、オ・スンファンの活躍があったから」と韓国メディアは口をそろえる。

秋信守は「実力が低下している」、その理由とは…

 一方、オ・スンファン以外のメジャーリーガーは、韓国の1次R敗退をどのように見ているのだろうか。

「MKスポーツ」が09年WBCに出場したチュ・シンス(秋信守、テキサス・レンジャーズ)に現地インタビューしている。そこでチュ・シンスは「選手たちにだけ、敗因を求めてはいけない問題」と自身の見解を述べている。

「確かなのは、他国が大会を経験するごとに実力が向上していること。しかし韓国は一目でわかるように実力が低下している。なぜ、このような結果になったのかをしっかりと検証しなければならない。国を代表して戦うことは名誉だが、そう簡単なことではないし、結果を残せずに非難するよりも、拍手を送る部分があってもいいと思う。もはや今大会の結果は、選手だけの問題ではない」

 選手の力に頼るだけではどうにもならない部分があるとチュ・シンスは指摘する。彼は韓国野球の育成問題にも触れている。

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最終更新:3/10(金) 17:54
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