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“綱”やっと披露 原料麻 稀勢の里関に 栃木県鹿沼市

3/11(土) 7:00配信

日本農業新聞

 12日から始まる大相撲大阪場所を、特別な思いで待ち望む農家がいる。横綱が土俵入りの際に締める綱の原料で、麻の皮を剥いで整え乾燥させた精麻を生産する、栃木県鹿沼市の大森由久さん(68)だ。これまで稀勢の里関の横綱昇進が懸かった2度の場所で、精麻を用意しながら決まらなかっただけに「3度目でやっと夢がかなった」。

 同市は日本の麻生産の9割を占める産地。日本麻振興会の理事長を務める大森さんは、5ヘクタールで毒性のない麻「とちぎしろ」を栽培。地域ブランド「野州麻」として神事や織物、花火の原料などに販売する。

 大相撲に携わるようになったのは7年前。「強い横綱にだけ提供する」と決め、これまでに白鵬関に8キロの精麻を年3回、19回奉納してきた。

 稀勢の里関には、横綱伝達式の前の1月22日に6キロを奉納した。

日本農業新聞

最終更新:3/11(土) 7:00
日本農業新聞