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【F1】今季のF1はスタートがさらに困難に? クラッチパドルの規制が強化される

3/11(土) 13:49配信

motorsport.com 日本版

 2015年の後半からレーススタート時のドライバーへのサポートが、著しく制限されるようになった。今年はこの規制がさらに強化された。特にスタート手順に関わる制限は厳格化されたため、今年F1ドライバーたちが綺麗なスタートを決めるのはより困難なチャレンジになるだろう。

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 F1競技規則第27条1に記されている『ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない』という一文を尊重するため、FIAはレーススタート時のエンジニアたちのドライバーへの影響を減らそうと、いくつかの制限を課している。

 一番最初にはまず、無線での事細かな指示やクラッチの”バイトポイントファインダー”の使用が制限された。そして昨年からは、クラッチパドルがひとつのみに制限された。これにより、ドライバーたちは適切なエンジン回転数でクラッチを繋げるのが難しくなったのだ。

 しかし、今シーズンは新たにクラッチコントロールのマッピングやクラッチパドル自体の動きや形状に制限が加わり、抜本的な規制が行われる。

クラッチパドルのマッピング制限

 この冬、FIAは新たに禁止されるドライバーへのサポートを、技術指令書という形でチームに知らせた。

 最大の変更は、ステアリングホイールのパドルがクラッチを制御する方法だ。クラッチパドルが、クラッチの動きを”直接的に”コントロールしなければならなくなった。

 以前はそうする必要がなかったため、エンジニアたちはクラッチパドルの動きのほとんどがクラッチの『スイートスポット』に入るようにパドルの設定をマッピングできた。

 ハースのケビン・マグヌッセンは、次のように説明している。

「それ(クラッチパドル)を動作範囲の10%から80%の間で離すだけでよかった」

「クラッチパドルの動作のある部分でマップがフラットになっていて、グリップやタイヤ、燃料搭載量に適した位置が設定されていた。だから以前は、スタートは100%エンジニア次第だった。でも今は、完全に僕たちドライバー次第だ」

 以前はエンジニアたちが正しくマップを設定し、ドライバーが広く設定されたマップの範囲内でクラッチパドルを離すことができれば、スタートはかなり簡単なモノになっていた。しかし現在、クラッチパドルは直接的な設定をしなければならないため、ドライバーが完璧にクラッチを繋ぐためには、ステアリングホイールのクラッチパドルを正確な位置で離す必要がある。

 適切な位置から1センチずれただけでも、加速がほとんどできなかったり、ホイールスピンが多く発生してしまったりするだろう。

 ザウバーのパスカル・ウェーレインは次のように述べている。

「今は、普通のロードカーのような状況だ。ドライバーとして、完全に自分自身でクラッチのバイトポイントを見つけなければならない」

「以前は、それをエンジニアと話し合っていた。セットアップが正しいか、クラッチが適切にかみ合うかどうかは、もっとエンジニアに依存していた。今はそれを自分の手で行い、それ以外の調整が入る余地はない」

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