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パ新サービスにつながるか―「パッカソン」にユーモア溢れるアイデア集まる

3/11(土) 18:00配信

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「プロ野球×データ」、新サービス創出へ第2回「パッカソン」開催

 新大阪駅から南、梅田駅と難波駅のほぼ中間地点に位置する大阪市営地下鉄・堺筋本町駅。そこから直結のコワーキング&デジタルファブリケーションスペース・The DECKで第2回の「パッカソン」が開催された。

 2015年の前回は東京で「プロ野球×データ」をテーマにして行われたが、今回は関西圏に初進出。「プロ野球(パ・リーグ)の新しいファンを増やすこと」をテーマに全6チームが様々なユーモア溢れるアイデアを出し合い、それを実際に形にすることで競い合った。

 そもそも、パッカソンの名前の由来となった「ハッカソン」が何を意味するのかについて触れてみたい。前向きな意味の「ハック」と「マラソン」を組み合わせてできた造語で、プログラマーやデザイナー、エンジニアなどで複数のチームを作り、技術とアイデアなどを出し合って競い合う開発イベントのことを指す。その「ハッカソン」に「パ・リーグ」の「パ」を組み合わせてできた新たな言葉が「パッカソン」である。

 ファン目線の新たなアイデアを必要としていたパシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)により、今回もこのイベントが行われることになったわけだが、2日間に渡って開催され、参加者はもちろんのこと、取材しているこちらまでもが疲労感を感じるほどの、「マラソン」の要素がたっぷりと詰まったパッカソンを振り返ってみることにする。

会場を24時間開放、徹夜で作業進めるグループも

【3月4日(土)パッカソン1日目】

 ファシリテーターをハッカソン芸人・ハブチン氏が務め、キャンプインと題して参加者がそれぞれ〇〇芸人というニックネームで自己紹介。その後はPLMマーケティング室室長の荒井勇気氏の「PLMが何をしているか」、「なぜパ・リーグがハッカソンをやるのか」についての説明や、ソサエティアンドヘルスラボ(SHL)の鎌田真光氏による「人類vs運動不足」についての講義、さらには今回のAPIについて、会場に用意されているプロトタイプのガジェットの説明などを実施。ユニークなものでは、ロボット型の動くスマートフォン・ロボホンによる説明も行われた。

 また、スペシャルゲストとして森脇健児氏とかみじょうたけし氏のプロ野球大好き芸能人の2人が登場。森脇氏は南海ホークスのユニホームに「42.195」の背番号が入った姿で現れると、かみじょうたけし氏は楽天・茂木選手のユニホームの下にウィーラー選手のTシャツを着用し、「もぎ、もぎ、もぎえいごろう!」と茂木選手の応援歌を口ずさみながら登場。「川崎球場の流しそうめんは有名だが、大阪球場の外野ではキャッチボールが行われていた」という話や、「ドカベン香川は試合中にベンチ裏のお好み焼き屋にお好み焼きを8枚買いに行っていた」というエピソードトーク、「さすらいのコーヒー売り・ヤマモトさんは~」といったマニアックな話まで、“昔のパ・リーグ”について語りつくし、会場を盛り上げた。

 一通りパッカソンについての説明やパ・リーグトークが終わり、企画のアイデア出しからスタート。そのアイデアをもとに投票を行い、投票数上位の企画者を中心に6つのチームを結成。こうしてパッカソンの長い2日間が始まった。

 最初は各チームで積極的に意見を出し合い、細かい話し合いを重ねてイメージを膨らませていく。そこである程度の形(イメージ)が出来上がると、PCでそれぞれがデータを打ち込むなど、実際に手を動かし始める。数時間が経過し、早いチームは3Dスキャナやプリンタ、カッティングマシンなどの機材がそろうファブスペースで製作を開始。たったの数時間という驚異のスピードで試作機を作り上げていく。

 驚くべき光景を目の当たりにし、どうして今回のイベントに参加したのかという興味から、参加者に話を聞いてみると、「特別野球が好きというわけではないけれど、ハッカソンが好きだし、興味はあった」といった理由で参加している方や、「パ・リーグのチームを応援していて、エンジニアとしての仕事もしているので」というように、その理由は様々だ。

 その後も6チームの参加者による作業は続けられ、会場は24時間開放。中には徹夜で作業を進めるグループも……。

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最終更新:3/11(土) 18:00
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