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「銀色の銀座線」01系がラストラン 車内が暗くならないようにした電車

3/12(日) 15:22配信

乗りものニュース

銀座線車内が暗くならないようにした「最新車両」

 2017年3月12日(日)、浅草~銀座~渋谷間を結ぶ東京メトロ銀座線を33年にわたって走り続けた“銀色の電車”が、同線から姿を消しました。

【写真】特別仕様の「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」車内

 この日午前、1983(昭和58)年にデビューした“銀色の電車”01系が、ラストランを実施。現在、銀座線の列車はすべて、2012(平成24)年に登場したレモンイエローの1000系電車による運行になっています。

 01系は、2017年3月10日(金)に通常の営業運転を終了。そして2日後のきょう12日(日)、「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」として、抽選で招待された100名を乗せ上野検車区(東京都台東区)から中野車両基地(東京都中野区)まで走行。引退を迎えました。

 東京メトロ上野検車区の河野区長は01系について、「この車両がかつて最新型として入ったとき、走行中に車内の照明が消えることがなくなり、お客さまに喜んでいただけました」と、往時について話します。01系より前の銀座線車両では、電気を車両へ取り入れる方法上の理由から、駅付近で予備灯を残し車内照明が消えることがありました。そんな当時、“最新”だった01系がこのたび引退を迎えたことについて、河野区長は複雑な思いもあるといいます。

 なお、最後まで銀座線に残っていた01系は1991(平成3)年に製造された「01-130編成」で、今年2月24日(金)まで、熊本地震からの復興を支援する「くまモンラッピング電車」として銀座線を走っていた車両です。

01系ラストラン、乗客にはある「課題」が 運転士の父親も…

 この「さよなら銀座線01系 メモリアルトレイン」へ乗車するための抽選には、「課題」が設定されています。「01系への思い」を書いて応募する、ということです。

 01系ラストランの「メモリアルトレイン」車内には、寄せられたこうした「思い」が中吊りポスターになって掲示され、01系の引退に華を添えました。そのなかからいくつか、抜粋します。

「『古くて電気がきえる』銀座線を、『未来の、21世紀の』銀座線へとかえた!! それくらい印象的なデビューでした!」

「大学の通学途中に、嫁さんに告白された思い出の01系」

「チョッパ制御とアルミボディはメトロの誇り! ありがとう01系!」

「走行音がとても好きです! 今でいうと『音鉄』とでもいうのでしょうか。加速、減速時に聞こえる1オクターブ上げたような『レ#』の高さの音が当時から好きです!」

 ちなみに、今回の「メモリアルトレイン」には、赤坂見附駅から中野車両基地に到着するまで列車を走らせた運転士の父親も乗車していました。父親は「娘が運転するから」ということで、思いを記し応募。当選に至ったそうです。

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