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「差別のない社会を」 藤沢、相模原殺傷巡り講演会

カナロコ by 神奈川新聞 3/12(日) 12:00配信

 相模原殺傷事件が社会に投げ掛けた問題を考える市民講演会「ともに生きる社会をめざして」(藤沢市精神障がい者地域生活支援連絡会と市の共催)が11日、同市内で開かれた。市民ら約130人が報道で明らかになった事件の底流にある問題を考え、差別のない社会の実現策を模索した。

 精神保健福祉士でもある読売新聞大阪本社編集委員の原昌平さんが、事件後の報道で浮かび上がった課題を解説。精神鑑定で「自己愛性パーソナリティー障害」と診断された被告の動機について「病的な妄想ではない」とし、「障害者の『お荷物論』と『慈悲殺』の思想がもたらした事件」との見方を示した。「差別思想は精神障害から生まれるわけではない」とも述べ、精神医療や福祉施設の実情を検証する必要性を強調した。

 また、事件の根底にある差別や優生思想、ヘイト、憎悪が国内外で公然と語られている事例を列挙し、「社会保障の財政負担に関連させた弱者攻撃」が後を絶たないと指摘。人間の価値に線引きし、他者を排除する言動と闘う社会の実現に向け、「バッシング社会から多様性社会に変えるための意識改革が必要」と訴えた。

最終更新:3/12(日) 12:00

カナロコ by 神奈川新聞

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