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民進党党大会(全文2)アベノミクスへの対抗軸は成長を競い合うことではない

3/13(月) 11:57配信 有料

THE PAGE

慶應大学の井手英策教授のあいさつ

菊田:神津会長、ありがとうございました。次に、蓮舫代表のもとに設けられました、尊厳ある生活保障総合調査会のコーディネーターとして民進党に政策的アドバイスをいただいております、慶應大学経済学部の井手英策教授よりごあいさつをいただきます。井手先生、ご登壇をお願いいたします。

井手:今ご紹介をいただきました、慶應大学の井手英策でございます。お作法から申し上げれば、貴重な機会を頂戴いたしましてありがとうございますとお礼を申し上げなければならないところなんですけれども、今日はまったくその気はございません。普遍的な真理を追い求めている研究者、それが特定の政党を応援するためにこの場に来る。非常に勇気の要ることでありますし、はっきり申し上げれば恥ずかしいことだと思っております。だからこそ今、僕が抱きしめている悩みや葛藤、熱い思いのようなものを皆さんにお伝えさせていただきたいと思っております。

 今ご紹介にありましたように、今回、僕が呼んでいただけたのは蓮舫代表のご指示のもと設けられました、前原誠司先生を会長とする、尊厳ある生活保障総合調査会のアドバイザーをやっているということ、この理由に尽きていると思います。正直に申し上げます。僕がこの仕事をお引き受けさせていただくということを知った友人たちは口をそろえて、もう民進党は駄目だからやめろ、もっといろんな政党といい関係をつくったほうが井手さんのためだ。そのように言われました。しかしながら、それらの助言は僕の心にはまったく、まったく響きませんでした。

 まず第一に、僕なんかのために三顧の礼を尽くしてお声掛けくださったのが前原先生でありました。マニフェストや個別の政策ではありません。あるべき日本の姿、民進党のよって立つ社会像、国家像、そういうものを示すためにどうか力を貸していただけませんか、そうおっしゃっていただきました。まさに僕自身が学者としての一線を乗り越えて、腹をくくると決めた瞬間の出来事でありました。勝てる勝負、強い者の応援ならば誰にだってできます。しかし、そんなものは僕にとってまったくなんの価値もないことです。一介の学者に向けられた政治家の熱い思いに応えよう。強い者にもがき苦しみながらも立ち向かおうとする民進党の皆さんと共に、国民が夢を託すもう1つの選択肢をつくることができる。こんなに愉快なことがありますか。本文:18,494文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:3/17(金) 6:00
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