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<フェンシング>高校生姉妹が1、2位独占 国内ランキング

毎日新聞 3/13(月) 10:02配信

 日本フェンシング協会の女子フルーレの国内ランキングで1、2位を高校生姉妹が占めている。1位が妹の東晟良(あずま・せら、17)=和歌山北高2年=、2位は姉の莉央(りお、18)=同3年。2人とも元フェンシング選手の母美樹さん(38)の影響で小学生から競技を始め、幼少期から国際大会で活躍してきた。互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら2020年東京五輪を目指す。

 先月11、12日に和歌山市であった西日本選手権で、晟良は14年南京ユース五輪銀メダルの宮脇花綸(慶大)らを破り、シニア、ジュニアの両個人戦を制した。「両方で優勝できてうれしい」。積極果敢な攻撃が持ち味で、昨年の世界ジュニア・カデ選手権(フランス)ではジュニア(17~19歳)の下のカデ(14~16歳)で銀メダルを獲得した。

 莉央も負けていない。昨年の全国高校総体決勝では妹に勝って優勝。さらにリオデジャネイロ五輪代表らが参加した全日本選手権でも準優勝した。妹とは異なり、慎重に相手の動きを見極めながら隙(すき)を突く冷静さが光る。

 4人姉妹の長女と次女の活躍は、美樹さんが熱血指導で築き上げた。2人の小、中学校時代は帰宅後の約2時間、フォームや手足の動かし方などを徹底的にたたき込み、腹筋や背筋などで体幹を鍛えさせた。「2人とも泣きながら練習していた」と懐かしむ。晟良が「試合でもお母さんのアドバイスを聞いたら勝てる」と信頼を寄せれば、莉央も「朝早くからお弁当を作り、いつも試合を見に来てくれる」と感謝する。

 晟良は世界ジュニア選手権(来月、ブルガリア)に出場予定で「メダルを取りたい」と意気込む。日体大に今春進学予定の莉央は「姉妹だとお互いにアドバイスができるし、負けたくない思いもある。1人より2人でよかった」。そんな姉妹に美樹さんは「シニア(20歳以上)のW杯(ワールドカップ)や世界大会で上位を目指してくれれば、五輪も見えてくる」とエールを送る。【新井隆一】

最終更新:3/13(月) 10:02

毎日新聞