ここから本文です

【為替見通し】3月FOMCでの利上げが濃厚だが、原油と金価格の動きに注意

3/13(月) 21:15配信

投信1

3月10日(金)に2月の米雇用統計が発表され堅調な雇用状況が確認されました。今週は3月14日(火)~15日(水)にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、金利引き上げが濃厚となっています。

注目点は利上げ後の為替の値動きとなりますが、先週のマクロ統計などを振り返るとともに、今後の展開を読み解いていきましょう。

3月6日の週の為替状況

3月6日の週は10日(金)に雇用統計、14(火)~15日(水)のFOMCでの金利引き上げが控えている中、大きな値動きはありませんでした。10日に向け円安で推移しましたが、雇用統計発表の後、若干円高に戻しています。

在庫増を受け原油価格(WTI)が急落

原油価格(WTI)は急落しました。米国エネルギー情報局(EIA)が8日に米国内の原油在庫を発表しましたが、事前予想を大きく上回る在庫量が明らかとなりました。産油国の減産にもかかわらず原油の需給が締まっていないようです。

その結果、投資家マインドが強気から弱気に一転し、原油価格は53ドル付近から産油国の減産合意前の水準である50ドルを割る水準にまで下落しました。

50ドル近辺は、米国のシェールガスの採掘の損益分岐点に近いと言われている水準であり、今後も時々のオーバーシュートはありつつも、原油価格は環境変化が生じなければ当面50ドル近辺での値動きが継続する可能性が高いと予想されます。

金価格(XAU/USD)も下落

前週から続いていた金価格(XAU/USD)も下落しました。10日(金)の雇用統計発表でいったん反発したチャート形状とはなりましたが、月~木曜は日足で陰線と下落トレンドが継続しています。

現状では、逆相関の傾向にある米国株と金価格の関係がやや崩れています。リスク指標とも言うべき金価格ですが、米国株式市場は停滞気味に推移したにもかかわらず、金価格も軟調に推移しています。

6日の週の金価格の下落は2月下旬に大幅に上昇した米国株式市場を後追いする値動きなのか、それとも独自の値動きなのかは分かりません。ただし、今後の金価格の方向には留意が必要でしょう。

なお、金価格と逆相関の傾向にあるUSD/CHFはアメリカ株式市場と同様ほぼ横ばいの値動きです。総合的に判断すると金価格が単独で動いている状況ではないかと推測できます。

1/2ページ

最終更新:5/31(水) 10:05
投信1