ここから本文です

HY「日々の行いがチャンスになる」名嘉俊と仲宗根泉が語った思い/インタビュー

3/13(月) 6:40配信

MusicVoice

 沖縄在住5人組バンドのHYが3月1日に、通算12枚目のフルアルバム『CHANCE』をリリースした。前作『LIFE』から1年8カ月ぶりのオリジナルアルバム。2000年に結成し、地元・沖縄を拠点に「366日」など多くの胸に響く曲を歌い続ける。昨年はロックバンドのBIGMAMAとコラボしたアルバム『Synchronicity』をリリース。そのコラボが自分たちを見つめ直すきっかけになったという。メンバーの名嘉俊(Dr)と仲宗根泉(Key&Vo)は「この『CHANCE』を聴いて、日々のおこないをチャンスに変え、自分をチェンジしてほしい」と話す。バラエティに富んだ楽曲はどのようにして生まれたのか? そして、そこに込めた気持ちとは? 名嘉と仲宗根の2人に話を聞いた。

気持ちを託した紙飛行機に紅型で心を込めて

――『LIFE』から1年8カ月ぶりのアルバムとなりましたね。

名嘉俊 この1年8カ月、目まぐるしい毎日でした。なかでも昨年、BIGMAMAとのコラボでアルバム『Synchronicity』を出して、ツアーをおこなったのが大きかったですね。自分たちを見つめ直すきっかけにもなったし。さらに新しいお客さんとの出会いや、同級生との再会などあって。このアルバムは、そうして常に誰かのことを思って作った10曲を収録しました。

 巡り会い、転機、好機、そういう言葉を一つにくくれる言葉はないか? と探していった結果『CHANCE』というタイトルにたどり着きました。あと個人的には、沖縄で昔、好きだった人との偶然の再会もあって。そういうのも、たまには良いなと思えたし。

――久しぶりに会って、変な感じにはならなかった?

名嘉俊 向こうは、僕らをテレビとかでたまに見てたみたいで、すごく普通でした。でもこっちは、本当に何年ぶりだったからビックリして。でもそれをきっかけに、あの時、付き合ってたらどうなっていたのかな? 結婚してたのかな? とか、想像して曲を書くことが出来ました。

――それで出来たのが「BLUE」ですね。

名嘉俊 そうなんです。僕が海、再会した彼女を空に例えて。結局、海と空って、同じ青だけど繋がらないじゃないですか、その2つを繋ぐ曲が書きたくて。考えながら、次に出会ったときは、もっと自然に話せたら良いなとかと思って、そういう気持ちも書いていったので、本当に大切な曲になったんです。それで、自分たち5人だけのものにしておきたいと思えた曲です。でもこれを聴いて、また恋でもしてみようかな?って思えるファンの人が増えたら嬉しいですけど。

――「BLUE」には、青い海と空がイメージされる爽快さもありますね。

名嘉俊 2年くらい前から、iPadとギターを持ってビーチなどの屋外で曲を作っていて。そういう制作が、反映されました。でも、たまに飛行機の轟音が入っちゃうのが、屋外の難点なんですけど。

――そういうのは、沖縄らしいですね。でも歌詞に飛行機雲というワードも出てくるし、ジャケットには紙飛行機のデザインがあって。

名嘉俊 その「BLUE」に出てくる飛行機雲をヒントにしました。紙飛行機は、折るごとに温もりが増していくし、自分たちの気持ちや言葉を託して飛ばすものでもある。託して飛ばして、それを受け止める人がいて気持ちが重なって、それがチャンスになっていくんじゃないかと思って。それで、そこに沖縄の紅型(びんがた)という染めものによく使われる模様を付けて、心を込めました。

1/3ページ

最終更新:3/13(月) 6:40
MusicVoice