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MERY、人気も破滅も招いた「インターン任せ」 50万超える著作権侵害の可能性

3/13(月) 16:49配信

BuzzFeed Japan

DeNAは3月13日、キュレーションメディアを巡る問題についての、第三者委員会報告書を発表した。今回、DeNAのサイトが問題になったのは、ブログやTwitterのように、誰もが投稿できる「プラットフォーム」を謳いながら、その実態は、DeNAが主導してコンテンツを作る「メディア」だったことにある。【BuzzFeed Japan / 伊藤 大地】

メディアならば、たとえインターネットであっても、新聞やテレビ、雑誌と同じように、不正確な情報や、著作権侵害を疑われる場合、批判から逃れることはできない。

DeNAは「プラットフォーム」になれば、プロバイダ責任法の規定により他者に著作権がある画像でも使用できる、という法的判断のもと、キュレーション事業を推し進めた。

昨年、不正確な医療情報を発信していたWELQに対して批判が出た際も、DeNAは当初、プラットフォームであることを理由に、記事の内容に責任を負わないと説明していた。

インターンが作るメディア

今回の報告書では、10のキュレーションサイトで、74万件の著作権侵害の可能性が指摘されている。うち、大半を占める51万8162件が、「MERY」だった。

MERYは公開停止直前、DAU(1日あたり利用者数)が200万人に達していた。愛読者は、BuzzFeed Newsの取材に「『MERYにないものはない』の信頼感」と答えるなど、若年層の女性に絶大な支持を集めていた。

なぜ、そうした記事が書けたのか。一番の理由は、「当事者が、自分の欲しい情報をユーザー目線で書く」という徹底した編集方針によるものだ。ペロリ創業者の中川綾太郎氏の考えが、報告書でも触れられている。

- MERYが目指しているのは、「ニーズを生み出す」記事である。すなわち、インターンやアルバイトライターが、ユーザーと同じ目線で、自分が好きな物や良いと思う物を紹介する記事を執筆することにより、紹介された物やサービスにニーズを生み出すことができる。B氏(※編注 中川氏のこと)は、これはプロのライターではできないことであると考えていた。(111p)

問題が発覚する直前、MERYを運営する「ペロリ株式会社」には、140人のインターンが在籍。インターンは複数のチームに配属され、チームリーダーや、さらにそのリーダー統括をする「部長」と呼ばれる職務もインターンに任されていたという。

「インターン体制」は、ニーズを生み出す記事を量産できる一方、チェック体制のリスクもあった。

2014年秋以降、記事数が増えたため、公開前のチェックは中止された。調査委はその後、2016年3月まで、2名の社員が全記事をチェックしたとしているが、月間公開記事数は2016年1月で5747、2月で5590と莫大な数字だ。

著作権侵害をしないよう啓蒙する意識づけや、画像を使うときにはここから使用すれば良い、という、いわゆるホワイトリストはあったという。だがそれでも、ひとつひとつの画像使用が適切かどうか、チェックするのは難しかっただろう。

インターン頼みは、強みでもある一方、リスクでもあった。

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最終更新:3/13(月) 16:57
BuzzFeed Japan