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【F1テスト分析】ホンダPUの総走行距離1978km。メルセデスPUより、10500kmも劣る

3/13(月) 12:47配信

motorsport.com 日本版

 ホンダは、全面的に見直したパワーユニットを、2017年シーズンに持ち込んだ。しかし、バルセロナで行われた2回の合同テストではトラブルが頻発。満足に走行距離を稼ぐことはできなかった。しかも、ホンダがパワーユニットを供給しているのは、マクラーレンのみ。これも、走行距離を稼ぐ上で足かせとなった。

【データ】パワーユニット別、走行距離積み上げ棒グラフ

 メルセデス製パワーユニットは、ワークスチームであるメルセデスに加え、ウイリアムズとフォースインディアが使用している。この3チームが8日間にわたるテストで走った距離は、12479kmにも及ぶ。

 一方、2017年仕様のパワーユニットを、ワークスチームであるスクーデリア・フェラーリとハースの2チームで使うフェラーリは、合計7778km。ホンダと同様にトラブルが多発したルノーは、レッドブル、トロロッソと合計して8681kmを走った。

 マクラーレンのみにパワーユニットを供給しているホンダは、テストの大半をガレージ内で過ごした。結局、彼らの走行距離は1978km止まり。この主なトラブルの原因は、予想外の振動によってもたらされた、電気的な問題だと考えられている。この8日間で、ホンダのパワーユニットが連続走行できたのは、最大で11周。信頼性の欠如は明らかである。

 この問題の影響で、フェルナンド・アロンソは2回のテスト合計で190周しかカタルニア・サーキットを走れなかった。これは、テストに参加したレギュラードライバー20人中、最小の数字である。

 1月のレース・オブ・チャンピオンズでクラッシュし、首を負傷したため1回目のテストを欠場したパスカル・ウェーレイン(ザウバー)ですら192周を走っており、その少なさは際立っている。チームメイトのストフェル・バンドーンは、ウェーレインよりは多かったものの、それでも少ない方から数えて3番目の235周のみにとどまった。

 アロンソは、エンジンの状況は彼の手に負えないと語り、今できることはコクピットで頑張るだけだと指摘した。

「僕は自分の仕事をしっかりとこなす以外、何もできない。そして、できるだけ速くコーナーを抜けるだけだ」

「今必要な早急な解決策は、エンジンのパワー制限を解除することだと思う。もし、本当にそれがそこにあるならばね」

「僕らは全力で走ることができなかった。そして、信頼性の問題もあった。僕たちは15周、35周、43周と、できるだけ多く走りたいし、止まりたいと思う時に止まりたい。それは幾つかのアラームが止まった時じゃない」

Jonathan Noble