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ロッテドラ1佐々木、5回1失点でも反省 監督は「ポジティブ思考」のススメ

3/13(月) 8:40配信

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5回1失点7Kの好投も完璧を求める右腕…伊東監督「考えすぎてほしくない」

 もっているか、もっていないか。新人にとっては大事な要素になる。

 ロッテのドラフト1位ルーキー・佐々木千隼投手(22)が12日、DeNA戦(横浜)で5回93球を投げ、8安打7奪三振で1失点。オープン戦3試合で計9イニングを2失点でしのいだ。

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 3回1死からストレートがシュート回転して中に入った140キロを8番・倉本に中前打。続く黒羽根の右前打で1番・桑原には140キロ直球が逆球で内角高めに入り、ラッキーな空振り三振。2死も梶谷を歩かせ、満塁にした。しかし、同級生バッテリーでプロ初勝利を公言する田村が、ロペスの2球目に外角を要求し、梶谷をけん制で刺した。

 4回にはシリアコ、宮崎に甘くなったスライダーを連打された1死一、三塁もドラフト9位ルーキー佐野の痛烈な一塁ライナーを高濱のファインプレーで併殺とルーキーを救った。

「しのいだというより、助けられた。狙ったところ、思ったところに投げられなかった。シンカーもフォークも投げ切れなかった。課題が出てきた」と口を突いて出る言葉はネガティブなものばかり。自己評価もベストを100とすると「60くらい」と話した。

完璧を求める新人に伊東監督「打たれても抑えればいい。そこはアマと違う」

 だが、首脳陣の評価は別なところにある。1球、1球に完璧を求める佐々木の性格を知ってのことだろう。伊東監督は「打たれても抑えればいい。そこはアマと違うところ。あまり考えすぎてほしくない」とポジティブ思考を勧めた。追い込んでから、左打者に決め球のシンカーを使わずに、抑えることを指示しているが、変化球で腕の振りが鈍くなる欠点の修正なり、プロレベルでのパフォーマンス向上を挙げている。

「ちょっと試したかった」(佐々木)と大学1年以来、走者がいない時でもワインドアップで投げている。英二投手コーチは「先発はふりかぶったほうがいい。動きが大きくなって、クセも出るが、自分で色々考えている。まあまあ粘って良く投げていた」と及第点を与えた。

 5回は先頭の7番・白崎から3連打で無死満塁5と3度目のピンチ。下位打線にまたもスライダーを狙い打たれたが、桑原を外角のストレートで見逃し三振。梶谷には生命線のシンカーで遊ゴロ。併殺は逃し、1点を失ったが3番のロペスを強い142キロ直球で押し込み、捕邪飛と最小失点で切り抜け、もっていることを証明した。

 MAXは144キロで「まっすぐの走りがいまひとつ」(伊東監督)、「アウトローの真っすぐがシュート回転しなければもっと抑えられた」(英二コーチ)。次回登板の課題は明確だ。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

最終更新:3/13(月) 8:40
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