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「観光案内、ショッピングばかり」無資格ガイドの実態訴え 通訳案内士3人が陳情

3/13(月) 8:35配信

沖縄タイムス

 外国語を使って有料で観光案内する「通訳案内士」の資格を持つ有志3人がこのほど、無資格ガイドの取り締まりなどを求める陳情書を沖縄県議会に提出した。10日、沖縄県庁内で会見を開いて説明した。

 会見したのは、西田金市さん(62)=那覇市、金城節(かねしろ・たかし)さん(78)=南城市、金成局(キム・ソング)さん(57)=沖縄市。県内には、国家資格の「通訳案内士」、県内だけで活動できる「地域限定通訳案内士」「沖縄特例通訳案内士」が計約600人いる。いずれも、日常会話レベルの語学力と沖縄の地理や歴史、産業や経済、政治、文化に関する幅広い知識が求められる。

 3人によると、県外旅行社が無資格ガイドや留学生を伴って沖縄を訪れ、クルーズ船乗客用のツアーバスに乗せている実態があるという。「無資格ガイドは、県外からの渡航費などを賄おうとショッピングばかりの観光案内をしている。外国語を話せるだけで沖縄の文化も歴史も伝えていない」として、観光の質の低下を危惧している。

 陳情書には、(1)無資格ガイドの取り締まりや手配する業者への行政指導(2)地元の通訳案内士の優先活用(3)国が通訳ガイドの規制緩和を進めても県は独自に登録制度を維持すること-などを盛り込んだ。

最終更新:3/13(月) 12:00
沖縄タイムス