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【特集】復活「桃浦カキ」 日本初“魔法のマシーン”とは?

3/13(月) 15:17配信

毎日放送

東日本大震災の発生から6年が経ちました。取材に伺ったのは宮城県の牡鹿半島にある石巻市桃浦地区、震災で甚大な被害を受けた場所です。名産のカキの養殖は、壊滅的な状況になり6年かけてようやく震災前の水準までカキがとれるようになったといいます。しかし、いま直面しているのはカキ養殖に携わる人の高齢化。そこで登場したのがカキの殻を自動でむく最新鋭の機械。処理能力が大幅に向上したといいます。大粒で滋味あふれるぷりぷりのカキ、震災から復興を目指す生産者のいまを取材しました。

牡鹿半島名産のカキ

宮城県牡鹿半島。海辺の丘の上に立つ食堂の1番人気メニューは…

「卵でカキフライをとじる」(辻憲太郎解説委員)

いただいたのは、地元石巻のカキを使った“カキ丼”。

「これで一粒?大きいですね。卵と合いますね!おいしい!」(辻憲太郎解説委員)

そしてこちらは「磯ラーメン」。ここにもやはり、ぷりっぷりの大きなカキがまるごと一つ入っています。

「浜にお店を設けているというのもありまして、皆さんに地物をお腹いっぱい食べていただきたい。このボリュームは出血サービス」(日本料理・瑞幸 甲谷泰成さん)

牡鹿半島名産のカキ。震災からの復活の道のりは、決して平たんなものではありませんでした。

震災前と同じレベルまで戻ったカキ養殖

「ずっと沖の方まで(養殖カキの)漁場はありますよ」(桃浦かき生産者合同会社 大山勝幸さん)

広大な養殖エリア。海中を覗いてみると…。ロープには2年かけて立派に育ったカキがびっしりとついていました。

「こんな感じに大きくなります。これぐらいになると味もしまってますし、グリコーゲンを多く蓄えてね」(桃浦かき生産者合同会社 大山勝幸代表)

昭和の時代からカキ養殖が盛んだった桃浦。65軒あった家はほとんど津波で流され、残ったのは4軒だけです。浜にはカキの養殖に使われていた浮きダルやロープ、そしてカキそのものが大量に流れ着きました。全てを失った桃浦の人々は、たった15人でカキの養殖を再開。生産量もようやく、震災前と同じレベルまで戻ってきました。

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最終更新:7/26(水) 16:54
毎日放送