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「国民の声援に感謝」=ニホニウム命名式典―東京

時事通信 3/14(火) 18:00配信

 理化学研究所などが世界で初めて合成した113番元素「ニホニウム」の命名記念式典が14日、東京・上野の日本学士院で開かれた。理研の森田浩介グループディレクター(九州大教授兼任)が発見と命名の経緯を説明し、「長きにわたり声援を送ってくださった国民の皆さまへの感謝を込めて命名した」と語った。

 式典では国際純正・応用化学連合(IUPAC)のナタリア・タラソバ会長が「113番元素がニホニウムと命名されたことを宣言する」と述べた。IUPACは昨年11月、理研チームの提案に基づき、元素名と元素記号「Nh」を正式決定した。

 式典には皇太子さまも出席。高校時代の夏休みに元素周期表を30枚以上手書きして覚えた思い出に触れ、「大変な思いをして書いたその周期表に『ニホニウム』という日本の研究グループを発見者とする元素が一つ加わったということに感慨を覚えます」と述べられた。

 式典後、森田さんは「ようやくこの日を迎えられた」とほっとした表情を見せ、次の目標となる119番以降の新元素発見に向け「さらに難しい仕事になるが、淡々とやるだけだ」と語った。

 森田さんらは2003年から、亜鉛(原子番号30)の原子核をビスマス(同83)の標的に加速器で衝突させる実験を繰り返し、12年までに計3回、113番元素の合成に成功。15年12月に命名権が認められた。 

最終更新:3/14(火) 18:32

時事通信

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