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横浜中華街の老舗中華料理店「聘珍樓」の元運営会社が特別清算

帝国データバンク 3/14(火) 19:20配信

 (株)平川物産(TDB企業コード200501539、資本金1000万円、神奈川県横浜市港北区新横浜2-2-8、登記面=東京都千代田区内幸町2-2-2、代表清算人林康弘氏)は、3月9日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

 当社は、1884年(明治17年)創業、1967年(昭和42年)7月に法人改組した高級中華料理店「聘珍樓」の元経営企業。「聘珍樓」は日本三大チャイナタウンの1つ、横浜中華街に本店を置く老舗の中華料理店で、東京や大阪のほか九州にまで店舗を展開するほか、高いブランド力を活かし、百貨店やインターネットを通じたネット惣菜販売も手がけ、2007年3月期には年売上高約107億9900万円を計上。株式のJASDAQ上場も視野に入れていた。

 当社の食材への拘りや、化学調味料を使用しない方針など、良質な料理を提供するためのコストを惜しまない姿勢や、本場仕込みのシェフが繰り出す高度な料理技術は、顧客から高い信頼を得る一方で、高コスト体質により、収益性は低調に推移。拡大路線で展開してきた店舗も、景気悪化による法人需要の低迷で相次いで閉鎖を余儀なくされるなど、売上はジリ貧状態となり、2016年3月期の年売上高は約65億2000万円にまで縮小していた。

 さらなる店舗閉鎖に加え、関連会社や社有不動産の売却などでリストラを進めるとともに、既存店のリニューアルで業績の立て直しを図ったものの奏功せず、大幅な債務超過の解消もままならないことから、2016年6月30日の株主総会で吸収分割された株式会社聘珍樓への全事業並びに従業員の承継と当社の解散を決議。同年11月30日に解散し、清算の準備を進めていた。

 なお、中華料理店「聘珍樓」は新設された(株)聘珍樓が営業を継続している。

 負債は金融債務のみで約25億円。

最終更新:3/14(火) 19:20

帝国データバンク

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