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歴史 “炭”に置けない 青森県弘前市

3/14(火) 7:00配信

日本農業新聞

 青森県弘前市の沢田地区で、リンゴやナラの木で作った炭を小さな俵に詰めた「ミニ炭俵」の制作が最盛期を迎えている。

 俵形に編んだカヤに炭を詰め、カエデなどの枝でふたをして仕上げる。長さ10センチと17センチの2種類があり、ミニサイズで再現した炭を運ぶそりと組み合わせた製品もある。

 例年1~3月の農閑期に、地元農家が同地区の生活改善センター内にある専用の工房に集まって作る。昔、炭焼きが盛んだった地域の歴史を生かした工芸品として1994年に作り始めた。

 製品は市内にあるJA相馬村の直売施設・林檎(りんご)の森で販売する。値段は1個600円から。炭の防湿や脱臭の効果を生かし、玄関やトイレに置物として飾る使い方が一般的だ。

 制作者でリンゴ農家の大沢ハキさん(81)は「友人たちと朝から夕方まで一生懸命作っている。家に飾ってほしい」と話す。(富永健太郎)

日本農業新聞

最終更新:3/14(火) 7:00
日本農業新聞