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【MotoGP】テスト3日間で5度転倒したホンダのマルケス「見かけほどは悪くない」

3/14(火) 17:08配信

motorsport.com 日本版

 ホンダのマルク・マルケスはカタールで行われた公式テスト最終日、3度の転倒を喫するなど不本意な結果に終わったが、レースペース自体は良いため見かけほど調子は悪くないと語った。

【写真】マルケスのマシンに取り付けられたウイング内蔵フェアリング

 マルケスは今回のテストで、総合トップのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)から0.660秒離された。ホンダはウイングレットを内蔵したフェアリングをこのテストに投入したものの、彼は初日に2度、最終日に3度の転倒を喫している。

 マルケスは複数回クラッシュを喫したにもかかわらず、カタールでのロングランのペースが良かったことで、収穫が完全になかったというわけではないと語った。

「すべてが間違った方向に行ってしまった」と、テスト最終日を終えたマルケスは語った。

「午前中にコースに出て行った時に、ブレーキの感触がなくてすごく怖かった。グラベルまで出てしまって転倒したが、それは重大ではなかった」

「だけどセッション終盤に、ロングランをする前と、ロングラン中にバイクの限界を探っている時にも転倒してしまった。最後の転倒の時は、ミスをしてしまったので僕のせいだ」

「今回のテストはプレシーズンでベストなものではなかったから満足できないが、完全にダメだったというわけでもない。アタックでは良いタイムが出ていないように見えるけど、僕の実力はそこではないし、レースペースはかなり良いんだ」

新しいフェアリングには『利点と欠点がある』

 昨シーズン、大型のウイングレットがMotoGPに大流行した。電子制御の共通化により、細かい制御ができなくなった各チームは、ウイングレットが生み出すダウンフォースで前輪を地面に押し付け、ウイリーを抑制することで安定性が増し、バイクの加速を改善していたのだ。しかしながら、安全性の懸念から昨シーズン限りでウイングレットの使用は禁止されている。

 失われたダウンフォースを補おうと、ヤマハをはじめとした各チームはプレシーズンテストでウイング内蔵のフェアリングをテストしてきた。昨シーズン中からバイクの加速を弱点としていたホンダにとっても、このエリアの開発は極めて重要になってくると思われる。

 今回のテストで、ホンダはウイングレット内蔵のフェアリングをテストしたが、初日にマルケスが走行している際に2度転倒を喫した。彼は初日の走行後、転倒には新しいフェアリングの影響があったと語った。

「それがバイクのセットアップを少し変えてしまったんだ。乗っている時は感じなかったんだけど、後でデータを見てみたらコーナー入り口でセットアップが大きく変わっていた」と彼は語った。

 マルケスのテスト最終日2回目の転倒は、初日に試したモノとは別バージョンのフェアリングをテストしていた際に起こった。

「スピードを少し改善しようという意図があった」とマルケスは新しいボディワークについて語った。

「ウイリーの改善にも取り組んでいた。ボジティブな点もあったが、ネガティブなところもあった」

 カタールでのテストは散々だったマルケスだが、当地で行われる開幕戦カタールGPではより競争力を発揮できると考えているようだ。

「どうなるかわからないけど、きっと今回のテストよりは良くなると思う」と語った。

「レースに向けては、僕たちが管理しなければならない小さな事柄がまだ欠けていると思うけど、問題ない。クラッシュはしたけど、僕たちのリズムはそう悪くないと思う」

Jamie Klein